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主夫が作る今夜の夕食(2)

 さて今夜は何を作ろう。そう思い、張り切って夕食の準備を始める日もあるが、めんどくさいと思う日もある。そんなときは正直に白状し、近くのお店に食べにいくか、惣菜を買ってくるかのどちらかなのだけれど、そのどちらにもいいや、というときもある。

 我が家ではそういう日はだいたいパスタを作る。麺を茹でて、フライパンでソースをこしらえるだけなのでとても楽だ。楽なのにきちんとメイン料理として活躍してくれる。そこにガーリックトーストとサラダを付けようものなら、もうレストランに行った気分を味わえる。(味はともかく)

 パスタは本当に万能だとつくづく思う。村上春樹氏の小説の中で、主人公の『僕』が音楽を聴いたり、鼻歌を口ずさみながらパスタを作ってるシーンがよく登場するが、パスタという料理には調理の最中や合間も楽しむことが許される、どこか軽快で緩く、ポップな印象があると思う。(かくゆう僕も本を読んだり、酒を飲んだり、音楽を聴いたりしながら作っている)

 さて、こうして作った昨晩のパスタがとてつもなく妻に好評だった。

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 ツナと赤かぶの和風パスタ。ちょうど赤かぶの使い道に困っていたのでパスタに合わせることにした。味付けには、しょうゆとコンソメ、バターに黒こしょう。最後に長ネギを投入し、さっとあえて完成だ。

 あぁ、しばらくはパスタの魅力に取り込まれそうである。

今日も読んでいただきありがとうございます。しばらくパスタ料理が続きそうです。