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Javaの基礎を抑えたい#1【基本的なプログラム】

前回に引き続き、Javaを学習していきます!
本記事は基本的なプログラムを見ながら、意味を理解していきます。

Javaの基本的なプログラム

以下の"Hallo,World"を表示させる簡単なJavaプログラムを見ながら、分解して理解していきたいと思います。

package day1;
 
public class Sample101 {
    /*
     * Javaを使った最も基本的なプログラム
     */
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello,World."); //  「Hello,World.」という文字列を表示します。
    }
 
}

1行目から順を追って見ていきます。

package day1;

パッケージと呼ばれる入れ物を設定しています。
Classよりも大きな括りのようなので、Rubyでいうモジュールとかに近いものとイメージしています。
今回、day1というパッケージ名を与えていますが、同一のパッケージ名は複数存在できるようで、同一のパッケージ内で作成されるプログラムは関係性が近い、深いものであるという意味合いがあります。

public class Sample101 {

3行目の記述で”Sample101”というクラスを設定しています。
class ~でクラスを設定するのは、Rubyや他の言語と変わらないです。
文頭にあるpublicについては、そのクラスのアクセスレベルを表しています。

ここで注意が必要なのが、1つのパッケージ内に同じ名前のクラスは存在してはいけない、というルールがあります。逆に異なるパッケージであれば、同じクラス名が存在することが問題ないようです。

public static void main(String[] args) {

この部分をメインメソッドの宣言と呼びます。Javaは、原則この中に処理を書くことでプログラムが実行されます。1つの構文のようですが、それぞれ以下のような意味を持っています。
public:アクセスレベル、どこからでも参照可能
static:インスタンス化しなくても外部から使用可能
void:戻り値は無い
main:メソッド名
String[]:引数をString型の配列で受け取る
args:引数名、C言語の慣習を受けており、argumentsの省略形

System.out.println("Hello,World.");

"Hello,World"と表示させる実際の処理を記述しています。
"System.out.println()"はRubyでいうputs()とかと同じと捉えて良さそうです。

この出力を実行する処理"System.out."にもいくつか種類があったので、まとめておきます。

# 数値の出力
System.out.print(123);
System.out.println(456);

# 文字列の出力
System.out.print("ABC");
System.out.println("DEF");

数値または文字列の違いで、~()内に""が付くのは他言語と同様です。
また、この構文のprintprintinで違いを持っていて、
print:()内のものを表示した後、改行しない命令
printin:()内は表示した後、改行する命令
という違いがあります。

そのため、先ほどのコードを出力すると以下のようになります。

# 数値の出力
System.out.print(123);
System.out.println(456);

# => 123456

# 文字列の出力
System.out.print("ABC");
System.out.println("DEF");

# => ABCDEF

ここまで見てみると、Rubyに大枠としては似ている部分はあるし、
構造的に理解できないということはありませんでした。
もう少しJavaっぽい演算子系の処理や、これを実際のアウトプットにどう繋げていくかを見ながら、理解を深めていきたいと思います!


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