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【レビュー】Anker soundcore P40iを1週間使ってわかったメリット・デメリット

つい先日、毎日愛用していたAirPods Pro 第2世代の右片方のイヤホンを紛失してしまった私。

AirPods Pro ロスにて
まさに涙腺崩壊状態

思い返せば、気が滅入りそうな、片道1時間かけた通勤電車内の騒音環境であっても、

AirPods Pro2さえあれば、ANC(ノイズキャンセリング)が作り出す静寂世界に没入できていたのだなぁ…と、

改めてANCワイヤレスイヤホンの価値を痛感すると同時に、

無くしてしまった右片方のAirPods Pro2イヤホンだけを手に入れるべく、

メルカリや楽天フリマなどのフリーマーケットに出品されている、右片方だけのAirPods Pro2を探し回りました。

すると、AirPods Pro2は片方だけであってもその価格が1万円※を超すモノばかり…。(※て2024.5月時点)

AirPods Pro2
値段高っ‼️


そう感じた私は、無くしたAirPods Pro2の代わりになりそうな、¥10,000を切る価格の手頃なANC付きワイヤレスイヤホンを探してはじめました。

そこで見つけたコスパ最強のANC付きワイヤレスイヤホンがこちら。

Anker soundcore P40i

P40iは個人好みのサウンドに
カスタマイズが可能

気になる価格は、Amazonで¥7,990と絶妙な感じ^_^

ネイビーカラー

カラーは全部で4色展開。

今回購入したカラーは「ネイビー」。シックなカラーでオールシーズン活躍しそうな予感です♪


さて、コスパと同じくらいに気になるのは、メーカーの信用性。

こちらのイヤホンメーカーは、あのモバイルバッテリー・充電器の業界でトップに君臨する『Anker(アンカー)』。

製品に関する信頼と実績は申し分ない感じ。

ANC ✖️ ワイヤレス ✖️ コスパ ✖️ 信頼性

の4つの要素を兼ね備えたAnker soundcore P40i、実際購入してどうなのか…

良いの?
悪いの?

ぶっちゃけどうなん?ってとこを、紛失してしまったAirPods Pro 第2世代と比べながら、

今回、Anker soundcore P40iを使ってみて良かった点(メリット)と、イマイチだった点(デメリット)の両方を簡潔にまとめてみましたので、興味ある方は是非ご覧ください^_^


メリット

Anker soundcore P40iを1週間使ってみて、『良かった』と感じたメリットはズバリ9つ。

詳しく解説します。

1.接続速度が速い。

接続速度がとにかく速いです。iPhoneとのペアリング手順も実に簡単なのですが、それ以上にAnker soundcore P40iは、充電ケースの蓋を開けた瞬間に、iPhoneと無線で接続されます。

充電ケースを開けて接続

対応しているBluetoothのバージョンは最新の5.3、通信規格としては十分です。

2.片方だけでもANCが機能する。

AirPods Pro(第2世代)と比較して一番驚いたこと。

それは、Anker soundcore P40iは、片方のイヤホンだけであっても、ANC(ノイズキャンセリング)が片耳だけで機能します♪

AirPods ProのANCは、両耳にイヤホンを装着しないと機能しませんが、Anker soundcore P40iなら、片耳だけでもANCが機能する点はGood‼️

3.外部音取り込みモードが良い。

Anker soundcore P40iには、AirPods Proと同様の言い回しで、3つのモードが備わっています。

  • ANC(ノイズキャンセリング)

  • 外部音取り込み

  • 標準

ANC(ノイズキャンセリング)の効きは、正直AirPods Pro (第2世代)よりも劣ります。

一方、外部音取り込みモードの効きは、車や人通りの多い路上を歩いていると、その効果がわかります。

外部音取り込みモードでは、人が気にするほどの音が近づくと、周りの音が聴こえやすくなります。

特に車道を走る車が近づいてくる時などは、“あ、今聞こえ易くなったな”ということが明確に分かります。

近くを車が通ったり、人が話しかけてきたり、人の声が近くでしていると、その周囲の音を感知して、周りの音が聞こえやすくなる『外部音取り込みモード』の効果は、実際路上を歩いているときに実感します。

なので、歩きながら周囲の環境に注意しなければならない場面では、予想以上に機能する『外部音取り込みモード』が最適です。

4.充電ケースにスマホ立て。

Anker soundcore P40iの充電ケースは、開けるとご覧のようなスマホ立てが付いています。

スマホ立てが寝てる状態。
スマホ立てを起こした状態。

スマホ立てを起こし、スマホを横向きにしてP40iの充電ケースに乗せてみると、ご覧のような感じで、映画やYouTubeなどの動画を気軽に楽しむことができます。

P40i充電ケースのスマホ立てに置いた
iPhoneでゴジラG-1.0を視聴


5.電池持ちが非常に良い。

AirPods Pro(第2世代)を愛用していた私が、Anker souundcore P40iを1週間ほど使ってみて驚いた点として、電池持ちがとても良いということです。

一度フル充電すると、余裕で4~5日間は充電なしで使用することができます。

もちろん使う頻度によって電池は減っていくわけですが、電池持ちはAirPods Pro(第2世代)よりも体感的にその3倍は持つ感じです。

6.無くそうが壊れようが諦めがつく価格。

Anker soundcore P40iがコスパに優れているANC付きワイヤレスイヤホンと言われる最大の理由が『価格』です。

Anker soundcore P40iの価格は、ノイキャン付きワイヤレスイヤホンとして破格の

¥7,990(税込)

さらにAmazonでは、最大¥400分※のAmazonポイントが付くお得感。

※カラーによってAmazonポイントによる還元率は異なります。

AirPods Pro (第2世代)の片方を紛失した私にとって、片方だけメルカリやラクマなどのフリマで購入しようとしても、相場¥8,000〜¥10,000ほどすることから、

次もし無くしても、後悔しないほど安くて信用できる¥8,000以下のANC付きワイヤレスイヤホンとして、Anker soundcore P40iはまさに打ってつけのイヤホンでした^_^

7.耳にフィットし落ちない。

ワイヤレスイヤホンで気になるのは、耳につけたときの“つけ心地”。

Anker soundcore P40iは、購入し封を開けたときに、Sサイズのイヤーチップがすでにイヤホン本体に装着されています。

開封時にSサイズのイヤーチップ
がイヤホン本体に装着されている

私の場合、Sサイズのイヤーチップが装着されたまま、P40iを1週間ほど使っていますが、歩きながらでも耳から落ちたことはありません。

頭を振ったり、跳ねたり、走ってみても、少々の動きでも、耳から落下することはありませんでした。

もちろんイヤーチップの経年劣化や、サイズが合っていなければ落ちることもあるかと思いますが、

イヤーチップのサイズに関して言えば『心配ご無用』と言えるほどのイヤーチップのサイズが付属されています。

8.イヤーチップのサイズが豊富。

Anker soundcore P40iには、サイズ違いの4種類のイヤーチップが付属されています。

  • XS

  • S

  • L

  • XL

これらの4サイズのイヤーチップは開封時に、以下のように同梱されてます。

同梱される4サイズのイヤーチップ

4種類もの豊富なサイズが付属するだけでも驚きですが、さらに嬉しいことに、通常サイズと思われる「S」サイズのイヤーチップは、別にイヤホン本体にすでに装着されています。

ということは、「S」サイズに関して言えば、2ペア付属することになります。

「S」サイズのイヤーチップはおそらく、日本人向けの標準サイズという位置づけでしょうから、1番よく使うイヤーチップという意味で、最初から2つ同梱されているのでしょう^_^

イヤーチップの素材がシリコンで経年劣化を想定した上での心がけがなんとも嬉しい限りです。

9.『探す』機能がある。

Anker soundcore P40iには、AppleのAirPodsシリーズと同じく、『探す』機能が備わっています。

Ankerのsoundcoreアプリをスマホにインストールし、アプリからAnker soundcore P40iのイヤホンを音を鳴らして探すことができます。

soundcore アプリ

アプリを開き、歯車マーク⚙️から「イヤホンを探す」で表示される「R」と「L」の再生マーク▶️を押すことで、手元にないイヤホンから音が鳴り、場所を知らせてくれる仕組みです。

どんな音が鳴り探せるのか?については、以下のリンク先から聴くことができますので、気になる方はご覧下さい♪

P40iのイヤホンを「探す」で鳴る音
(ガジェッキンブログより)

このように、Anker soundcore P40iには音を鳴らして探せる機能まで備わっているので、記憶だけに頼って、手探りで部屋中を探し回る必要もありません^_^

デメリット

次に、Anker soundcore P40iを購入し、1週間使ってみて、『イマイチだなぁ…』と感じたデメリットは7つ。

1.正確な電池残量値が分からない。

Anker soundcore P40iはAirPods Proと違い、正確な電池残量が数値で分かりません。

AirPods シリーズならば、iPhone上で以下のように、%で残りの電池残量を確認することができます。

一方、Anker soundcore P40iの場合、電池残量は、ウェジットであっても、アプリを開いても、以下のようなゲージ表示でしか判断することができないため、数値的に細かな電池残量まで把握できません。

iPhoneのウェジット
soundcoreアプリ


とはいえ、もとからAirPods シリーズを使ったことがなければ、気にならない点ではあるので、電池残量がゲージ表示で確認できる分、特に困ることがない方にとっては問題ないと言って良いかもしれません。

2.イヤホン外しても一時停止しない。

Anker soundcore P40iは、AirPodsシリーズのように、片方のイヤホンのみならず、両方のイヤホンを外しても、再生中の音楽や動画は一時停止しません。

イヤホンを一時的に外すときは、手動で左イヤホン本体側面を指で1回タップし、再生を一時停止する必要があります。

再生/一時停止、次へ、戻る、音量調整、などの基本操作は、アプリから左右のイヤホンに自由に割り当てることができます。

再生/一時停止の操作は、デフォルトで左イヤホンに1回タップで設定されていました。

一方、AirPods Pro(第2世代)を長いこと愛用していた私にとっては、両方ならともかく、イヤホンを片方だけでも外せば、“一時停止”を否応なく強制される仕組みが気に入りませんでした。

片方だけで、ながら聴きする場面も少なくないので、人によってはイヤホンを外しても再生が途切れない、Anker soundcore P40iの方が良いと感じるかもしれません。

とはいえ、音楽や動画を再生した状態でイヤホンを外し、充電ケースに入れ忘れた場合は、再生が停止していないため、どんどん電池が減っていくことに気づきませんので要注意です。

3.空間オーディオの機能がない。

Anker soundcore P40iに限ったことではありませんが、Anker soundcore P40iには空間オーディオ機能が備わっていません。

AirPods Proを使ったことがあるiPhoneユーザーなら、Appleの空間オーディオがもたらす臨場感ある3Dの音響効果がどんなに素晴らしいかご存じだと思います。

その空間オーディオの機能がAnker soundcore P40iにはありません。

その代わり、Anker soundcore P40iには『イマーシブモード』といって、空間オーディオに代わる以下の2つのモードを搭載しています。

  • ゲームモード

  • ムービーモード

ウェジットで切り替え可能

ゲームモードでは、遅延を抑え、ゲーム内のオーディオを強化するとして、ワイヤレス接続が安定します。(※長い接続距離には不向き)

一方、ムービーモードでは、3Dサラウンドサウンドにより、楽器と歌声に囲まれ、まるで劇場の中心に座っているような感覚を味わえるとしています。

このような説明から、空間オーディオにとって代わるのは、ムービーモードと言えますが、実際ムービーモードを試してみても、ムービーモードにした時とそうでない時の差や違いはありませんし、残念ながら空間オーディオの臨場感にはほど遠く及ばない機能でした。

4.見た目がチープ。

Anker soundcore P40iの見た目は、プラスティック製の容姿がケース全面に出ていて、とにかくチープに見えるのが残念。

ケース内もご覧のとおり、チープなプラスチック製の見た目がいけてません…

充電ケースの中


イヤホン本体も同様。

見た目が貧相(チープ)…とは言っても、やはりイヤホンは見た目より、機能や性能が重要。

Anker soundcore P40iはチープな見た目であったとしても、

とにかく安くてノイキャン付きの信用高いワイヤレスイヤホンを望んでいる方にとって、機能や性能、価格は申し分ありません^_^

【補足】見た目も気になる…という方はカラーによってはチープさが和らぐかもしれません🎵

6.気圧変化時に『音』がする。

Anker soundcore P40iを1週間使っていて分かったことに、

多少の気圧の差で“ボソボソッ”という音がイヤホンからする時があります。

気づいたのは電車に乗っていた時。

トンネルに入るタイミングで、Anker soundcore P40iをつけていた私は、イヤホンからボソボソという音を耳にしました。

気になって何も再生せずに注意深く耳をすませていると、

トンネルに入る時と、トンネルを出る時に音がすることに気づきました。

音は、おそらく気圧が変化した時に起こる現象だと考えられます。

とはいえ、毎回必ず音がするわけでもなく、ボソボソという音が鳴ることで、聴いている音楽や音声が聴き取りにくくなるわけでもないので、私はあまり気にせず使用できているのが現状です。

7.ANCがAirPods Pro2より弱い。

もともとAirPods Pro(第2世代)を愛用していた私にとって、ANCつまりノイズキャンセリングは欠かせない機能でした。

そこで今回購入したAnker soundcore P40iの気になるANC機能ですが、

正直AirPods Pro2のANCより、ノイズキャンセリングは弱いです。

そういう意味でいうと、もしかすると第1世代のAirPods ProのANCと比べると、そんなに差がないと感じました。

どちらにしても、ANCの効きは他のイヤホンと比較すると無難な感じではあるものの、

周囲の雑音をある程度相殺し、かき消してくれるので、

屋外での音楽再生や、動画視聴にはAnker soundcore P40iのANCで十分事足りると思います。

また学生の方であれば、周りの音を遮断して勉強に集中したい場面などに持ってこいの安くてコスパ最強のANCワイヤレスイヤホンとしてオススメです。

ちなみに、Anker soundcore P40iにはANCの強弱のレベルを調整できるモードがあるので紹介しておきます。

  • 自動でモード切り替え

  • 手動でモード切り替え

  • シーンから選択

私の場合は、自動やシーンによるANCの強弱は設定せずに、常時最大5レベルのANCの強度にしています。

8.ペアリングが2台まで。

Anker soundcore P40iと接続できる端末は、2台までと制限されています。

他メーカーのワイヤレスイヤホンのほとんどが4台以上のデバイスと接続できるのに対し、

ペアリング(=接続)できる台数がたった2台までとは、かなり残念な仕様です。

なので私は、普段使いが多いiphoneとノートPCの2台をAnker soundcore P40iとペアリングして使用しています。

まとめ

AirPods Pro(第2世代)を愛用していた私が、片方のイヤホンを無くしてしまい、その代用としてAnker soundcore P40iを1週間使用してみた結果分かった、Anker soundcore P40iのメリット、デメリットをまとめてみました。

最後までご拝読いただきありがとうございました。

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