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英語の筆記体は習ってません!

何が苦労するかというと、人が書いた文字を判別、解読するほど難儀なことはないように思います。今でこそ楷書やプリント体が主流の電子的文字に変わってますけど、手書き時代は大変でした。

上司が付箋に殴り書きしたようなメモを渡してきます。「これなんて読むの?」周りに聞いても「さぁ~???」直接本人に聞くと「ナニナニ・・・」もっと解り易い字で書いてよ!と何度思ったことか

ところが、私も歳を取り30代後半になると古典に興味を持ち始め、くねくねとした線虫のような文字を見て、読み解こうとするのですが、読めません!これではアカンと千葉の高校の先生から書を習い、

そこで、楷書や草書、篆書、隷書、そして仮名を覚えました。仮名漢字混じりだとまだいけましたけど、仮名だけになると慣れるまで相当時間がかかりました。漢字から仮名をつくり、漢字と混ぜる、どこの国にもありません。

「公的な書類を海外在住の日本人から取り寄せるんですけど、筆記体で書いてくるんです。」「筆記体習ってないから読めなくて」ええ~驚愕!私の上司よりも更に上を行く人達が居ました!!

公文書を筆記体で、殆どが50代以上なんだそうですけど、読めない?ゆとり教育の中で育った彼らは英語の筆記体を授業では習わなかったそうです。否否、流石に筆記体が読めないと世界で苦労するでしょうに

知らないことを恥じることはありませんよ。世界人口の25%、およそ4人に1人が英語を使い、主要国75か国以上で英語が通じる現在、英語の筆記体もいろんな場面で登場します。最も重要なのがサインです。

教育方針を間違えるとこんなところにも弊害が現れるんですね。海外でも筆記体の使用を禁止する場面も増え、印字や電子が主流になっている今はプリント体を指示されることの方が多いと聞きます。

英語の筆記体を知らない世代がある一定層いるとは…日本は大陸とは違うんだからバカな真似はしない方がいいと、絶句してしまった一日でした。


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