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アーユルヴェーダ誕生まで(3)


乾燥地帯でも根を張ることができる丈夫な植物『ムンジャ草』サトウキビ属の植物で30~35年間、収穫することができるそうです。耐性に優れ鋭い葉の為、屋根やフェンス、家具などに現在でも利用されています。アーユルヴェーダをはじめ古代聖典にも登場するこのムンジャ草、抗炎症作用の薬効があることが近年の臨床試験で実証されました。

ref いくつかの伝統的薬用植物の抗炎症作用 NCBI

このムンジャ草は仏教の中でもよく登場します。瞑想の時にムンジャ草の上で坐禅をしていたそうです。鋭い葉は毒蛇やサソリ、危険な小動物や害虫の侵入を阻止するのにちょうど良かったのかもしれません。2,500年前の釈迦の時代の話ですけど、それよりも更に5,000年以上前にはムンジャ草が赤痢に効果があることがヴェーダ経典の中で歌われていました。

数千から数万種あるといわれているアーユルヴェーダハーブのひとつの話でした。

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