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ジミヘンの必殺技「背中(後頭部)弾き」ありで"All Along the Watchtower"をうちの奥さんとやってみました!(解説付)

今回は、初のジミ・ヘンドリックスです。厳密にはジミヘンによるボブ・ディランの曲のカバーですが、とにかくジミヘンです。

この「All Along the Watchtower(見張塔からずっと)」ボブ・ディランのも大好きなんですが、今回はジミヘンバージョンを下敷きにやっています。

そのジミヘンバージョンを凄くコピーしたかといえば、ラフにアウトラインをなぞるくらいで、後は、自分流にして弾いています。

ただ、ジミヘンというより、結果的にですが、スティービー・レイ・ヴォーン的な要素も入ってしまってます(笑)。

この曲は、2年くらい前に、一発録りでラフにアドリブで仮録音をやったんですが、自分で覚えなおすのが面倒になって、そのまま放置していました。このパターン結構あったりします(笑)。

かといって、テスト録りの段階で、いきなり動画撮影するのは、リスク(何回もやり直してデータばかりが増えるなど)もあるので、なかなか実行できないんですよね。そして、そういう時に限って、「そこそこのテイク」が録れたりするという(笑)今回もそのパターンでした。

今回、やり直すにあたって、そのバージョンも参考にはしましたが、覚えて弾くのは面倒なので、白紙に戻して一からアドリブでやり直しました。
ギターとベースに関しては、まったくの無修正ですので、多少のミスもありますが、直さずそのまま行っております。その分、今回のは、ライブぽい勢いがあると思います。

そして、数十年ぶりにやってみた「背中弾き」ですが、これは二か所で実行しました。

一つ目のソロでまずやっておいて、中間のソロは、普通に弾いて、最後にエンディングのところで、もう一回やってみました。
これって正式名称とかあるんでしょうかね。

余談ながら、日本では「背中弾き」ということが多い(?)ですが、実際には、「頭の後ろ」「肩の上」というのが正確なのかなと、改めて思いました(どうでもよいことですが…笑)
この弾き方、「背中に回して弾く背中弾き(今回はやってない)」と、今回やったような「頭の後ろ、肩に乗せるタイプの背中弾き」があると思うんですが、英語では「behind head」 「behind back」で分けて表現されていたので、やはり、正確には「頭の後ろ弾き」でいいのかなとは思います。

念のために書いておきますが、これ「やったふり」ではありません。実際にちゃんとやっております(笑)。
歯でも弾こうかと思ったんですが、それは次回に取っておこうかなと。

この2つの奏法、前に、20歳の頃の沖縄のライブの映像をアップしましたが、あれのまだアップしていない映像のところで、「歯で弾く」のと「背中で弾く(今回と同じ頭の後ろの方)」をやっていたりします。

ボーカルはうちの奥さんがやってくれていますが、背中弾きもやるつもりだったので、歌撮りと併せてやるのはミスった時のやり直しのリスクが高いと思ったので、歌撮りの時は、アコギの方のパートを録音しました。

後、ミスもですが、狭い部屋の中で背中弾きやる場合、スペースがないと危ないのもありますので(実際、テストでカメラアングルを決めている時にギターを上げたとき、天井の照明に思い切りぶつけました…笑)。

ギターソロの部分の後半では、ジミヘンぽく上を向いて弾いてみました。
「ジミがよくやる、口をくちゃくちゃしながら、恍惚の表情で弾くあれです)いや、後で見るのは恥ずかしいですねw。まぁ、今更だからいいんですが。フレーズは、少しジミを意識して、ランフレーズの表裏が交互に入れ替わる感じの、ぐにゃぐにゃした、若干不明確な音の動き、流れのフレーズでやっておきました。

後は、エンディングの背中弾きへの移行するところは、ベンド(チョーキング)をしたまま一気に背中に持っていきましたが、ピッチが乱れずにやれてよかったです。あれが難しいんですよね。初めからあの態勢にしておいてから弾くのはそこまで難易度が高いわけではないんですが、フレーズを弾いておいて(弾きながら)、音を切らさずに後ろにまわすのにはコツが必要なんです。

後は、後ろに回してから、フレットの移行(ポジションチェンジ)をする場合、ちょっと難易度が上がりますが、もう全部やっておきました(笑)。

<背中(頭の後ろ)弾きのコツ>
せっかくなので、やってみたい方のためにポイントを書いておきます。
1.狭いところではなるだけやらないこと。やる場合は、周囲の確認をすること。バンドメンバーや照明にも注意する(上げる場合もですが、戻す場合もです)。

2.慣れないうちは、フレーズを弾きながらあげないこと。フレーズを弾きながらやる場合は、フレーズの流れをしっかりイメージを固めておいて、負担が少ない個所を創っておいて、そこであげること。

3.あげてからのポジションチェンジは、リスクもあるので、グリッサンドでフレットに指をひっかけないように注意してやること。

4.手首に負担がかかるので、指や手首を痛めないように注意を払って実施すること。肩にギターを預けるようにすると負担が減る。

5.ハイポジション、ミドル、ロー、それぞれの位置でのグリップ具合を把握しておくこと。また、それぞれのポジションで負担のかかり方が違ってくるので、気を付ける事。

まぁ、だいたいこんなところでしょうかね。やる人がいるかわかりませんが、一応、書いてみました。

今回はライブぽくやったので、やりませんでしたが、次回、ジミヘンをやる場合は、「テープ逆回し」もやってみようと思います。
これも、過去にやったことはあるんですが、あれもなかなか面白いんです。

今回、この弾き方もやりましたので、ワウはオートワウでいきました。
普通のワウだとミスしそうだったので。

<ボーカルとアコギ>
上に書いたような理由もあったので、今回、ボーカルはアコギとやりましたが、2つともコンデンサーマイクを使っているので、被りが結構、あったので、その点でもいつもより音の質は低めです。
ボーカルマイクに私のアコギがかなりかぶってしまってます。
ところどころアコギの音量がばらついているのはそれが理由です。
まぁ、別に、売り物にするわけではないし、動画主体でやってる場合、これは避けられないので、そこまで気にしてませんが。

奥さんの歌も、歌ってくれたままです。2テイク撮って、終了しました。
今回も、動きはジミヘンを参考にしたようですが、ジミヘンはギターを常に持ってますので、あんまり取り入れられなかったようです。

ソロの時の奥さんの変な動きをちょっとだけいれておきましたが、奥さん曰く、「ギター燃やしの時のメラメラの再現」だそうです(笑)。

ベースも2テイク位だったと思います。

Drumは今回は、「実際の演奏プラス打ち込み」の合わせ技でいきました。時間があれば、ちょっと練習して、全編、実際にたたいてみたかったんですが、ちょっと撮影する時間が足りませんでした。ベースになっている基本リズムのところはなるだけ実際に叩いて、フィルの一部とかは打ち込みも使いました。

サイケな映像は奥さんのアイディアです。ただ、全編に入れると映像がうるさい感じになりそうだったので、ところどころ使う感じでいきました。

<ミックス>
ミックスは、特に凝ったことはしてませんが、アコギとボーカルを一緒にやったので、それぞれのマイクにかぶってきているのをうまく調整するのに少してこずりましたね。いつもはエレキなので、音がかぶるとかはあまりなかったですし、過去にアコギでやった時もそこまでかぶらなかったんですが、今回は、マイクの位置が悪かったのか、結構かぶっていました。

後、少しだけ凝ったことをやったと言えば、ギターソロのところでパンを左右に振って、効果を付けました。後は、中間部のソロの少し静かになるあたりにADT処理をして、少しだけフェイザーのような感じになるようにしました。
ジョンレノンのボーカルでやっているあれです。あれを薄くギターにかけました。

<衣装>
衣装は、エレキのは奥さんチョイスでしたが、この服、ちょっと弾きにくかったです。首の巻き付けも邪魔だったし(笑)

<今回使ったギターやベース達>
Guitar Fender USA Stratocaster AmericanVintage 57 Model 2TS
Fractal AxeFX2XL / Marshall SLP1959 Treble 1

Acoustic Guitar : Ovation Collectors 1993 Model RODE NT2
 
Bass History Fujigen 
Fractal AxeFX2XL / Fender Bassman '65 Nrml


<原曲スタジオ版の演奏者たち>
Guitar、ボーカル、ベースがJimi
Drumはミッチ・ミッチェル原曲のスタジオ版のアコギはデイブ・メイスンなんですね。
後、パーカッションはブライアン・ジョーンズ!

ということのようです。

ということで、今回は、初のジミヘンでした。

皆様のコメントお待ちしております。


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