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The BeatlesからDrive My Carを海外のミュージシャンとやってみました。


今回は、ビートルズからドライブ・マイ・カーをカバーしてみました。この曲は、一度、P.Cogaさんとうちの奥さんでやったんですが、それを観たJamesさんが、「次はDrive My Carをやりたい」ということで、コラボレーションすることになりました。Jamesさんは、とてもマイペースな方なので、これも、もう1年以上まえの話だったと思いますが、とにかく、今回も完成したのでよかったです!

ということで、うちのチャンネルでは、前にやってはいるんですが、せっかくなので、録音と撮影はすべてやり直しました。

Jamesさんはかなりのビートルズ・ファンで、再現性に挑戦している人でもあるので、今回も、そこはなるだけ、その趣旨でアプローチをしています。

<使ったギター>
今回は、ギターはストラトを使いました。Stratocasterはビートルズぽくないというイメージはあるかもしれませんが、ビートルズはレコーディングでは、結構、色々なギターを使ってるんですよね。これも、多分、ストラトかなと思います。そういうことを書いていた資料を読んだ記憶もあります。

以下、Drive My Carの弾き方のコツ(自分なりの)です。

<イントロとリフ部分>
ご存じの様に、この曲のイントロは癖あるんですよね。フレーズは簡単ですが、タイミングをおぼえるのが難しいですね。意図的なのか、偶然こうなったのはわかりませんが、同じにしておかないと、結構ビートルズファンから突っ込まれるので、再現しています。ちなみにイントロだけ、ギター二本です。フレーズの後半は、一本が復音で、もう一本が単音で弾いてますので、それも再現しています。

リフは、ギターが跳ねた感じになっていますので、それはできる限り再現してみました。「若干、ミュート気味にしつつ、でも、完全にミュートせず」と言う感じで弾いてます。この曲はその辺りが結構、要かもしれません。
後は、弦にピックをヒットさせるときは、軽めのタッチで当てる瞬間だけ、少し強めに叩くような感じで弾いてます。今回はちょっと、ザリっとした音にしたかったので、HERCOのピックを使いました。

<ソロでのSlide Guitar>
後は、ソロのスライドですが、これがなかなか曲者なんですよね。普通のフレーズの合間にスライドが入っている感じなんですが、再現して弾くとなると、結構、難しいんですよね。

それに一曲を通してライブレコーディングしたので、ソロの一部でしか使わないのに、スライドバーをずっとはめながら演奏したので、普段はスライドバーは薬指派なんですが、今回は、めずらしく小指にはめています。

これ、もしかしたらジョージはレコーディングでは、スライド部分と普通のフレーズ部分は、分けて録音したのかもしれませんね。まぁ、わかりませんけど、その可能性もある気がします。そこだけ分けて録音と撮影をするのもあれなんで、私は、なんとか、そのままいきましたが、なかなか難しかったです。

この曲のカバーはネットでも、たまに見ますが、Slide Guitarで再現している人は、それほど多くないですし、そのまま弾いている人はあまりいないようです(前回も同じことを書いたかもしれませんが…笑)。

<アンプ>
アンプはVoxを使いました。ただ、本家はフェンダーかもしれませんね。Champあたりかもしれませんが、まぁ、今回はVoxをつかってみました。

ということで、ビートルズカバーですので、ギターとアンプもいろいろやってみて、音もなるだけ近づけたつもりです。

<ベース>

ベースも、聞いた感じで「こうかなと」思うところは再現してみましたが、うまくいったかはわかりません(笑)

<その他>
ピアノはこれはちょっと私には弾けなかったので、打ち込みしましたが、原曲のリズムのずれは再現してみました。

<ボーカル&カウベルとタンバリン>
歌は3パート全部、ジェームスさん、後は、カウベルとタンバリンもジェームスさんが演奏してくれました。

ご本人曰く、「今回は凡庸な出来になってしまった」とおっしゃっていましたが、まぁ、そんなことはないと思います。この曲のあの感じ、黒っぽいロックな歌い方は難しいですからね。

<ミックスに使ったプラグインメモ>
ビートルズのカバーを再現路線でする場合に欠かせないのがUADのV76のプリアンプ。これは必須ですね(アビーロードで使っていたプリアンプの再現プラグインです)。

後は、EMT140のプレートリバーブ。部屋鳴りの再現はOcean Studioのものを使っています。

イコライザーやコンプは色々使い分けて再現しています。

<Stereo MixとMono Mix>
今回はJamesさんのチャンネルではStereo Version。私のチャンネルではMonoとミックスは別にしておきました。

ちなみに、Stereo VersionをそのままMono出力するとバランスが良くないので、MonoはMonoとして、Mixしています。

JamesさんのチャンネルのStereo Versionは、Jamesさんの提案もあってボーカルは原曲に合わせず映像に合わせたパンニングにしました。後は、原曲に合わたパンニングにしておきました。
下はJamesさんのチャンネルのStereo Versionです。

<映像>
映像は、今回Jamesさんの映像が、立ち姿で3パートだったので、自分の方は、基本、背景に混ぜて、ところどころ、ソロや決めフレーズのところだけ自分の映像だけにしました。

以前、ピンク・フロイド(ドロイド)の時にMacさんから「引きの映像で撮影してほしい」といわれたんですが、うちは「引き」で撮影できるほどの部屋の広さが無いので、Jamesさんのように「引いた映像」で撮影される方と合成するのはできないんですよね。

今回はスイッチングではなく、合成を採用しました。やりかたはJamesさんの背景のクリーム色をクロマキー(グリーンスクリーンの時のやりかた)で、合成しておき、それだけだと、輪郭がぼやけるのと、透けてしまうので、3人のJamesさんの位置だけ、ベジェマスキングで抜き取っています。そうすると、その部分は透明になりませんので(真ん中のジョージ・パート役の映像は、逆転合成して「歌うとき以外」は消しました。

Jamesさんは、これを気に入ってくれたようなので、まぁ、これで良いでしょう(笑)。

ちなみに、今回も、マルチカメラでリアルタイムで撮影&録音を同時にしています(今回は3台)。ですから、映像は実際に演奏したものの音声をつかっています(弾いたふりではありません。マルチカメラで撮影していると、たまに、「弾いたふりでしょ?」と言われるので念のため…笑)

<Jamesさんとの次回のコラボ>
ジェームスさんとは、次回は「Here, There And Everywhere」をやる予定です。完成はいつになるかわかりませんが(笑)。

<次回、アップロード予定の曲>
後、次回のアップロードは、Jeff Beck追悼として(まだ実感がない)、「People Get Ready」をやります。

ギターやはりJeff Beckはニュアンスがとても難しい曲ですね。ですが、まぁ、やってみます!

今回は、初出のボーカリスト、Stu、うちの奥さんの3名でのコラボレーション体制ですすめています。豪華ですね(笑)。
早ければ、来週、遅くとも、再来週には公開予定です。

その後は「ドゥ―ビー・ブラザーズ」のListen to the musicを準備中です。これも多分、そんなにかからずアップできそうです。


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