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Roland V-Drum TD11 外部音源用キーアサイン設定例 BFD3の場合

最近、V-Drumを使って、ドラムをたたいて、それをCubaseにRecordingすることが増えてきたので、そのためのTipsです(本来ギタリストですが)。

興味のない人にはまったく意味不明の記事になると思います(笑)。
普段、バンドの方の記事に来てくださっている方は無視して頂ければと。

おそらく、これで困っている人もいそうなので、記事にします。

もともとドラムの音源は、規格がGM XG GSなど、それぞれのためのキー割り当てがあり、ある程度の共通性はあったわけですが、DAWの音源の場合、ドラム音源ごとに独自に割り当てられていることが多いので混乱を生むわけです。

要するに、これら入力デバイスとの一致がされてない状態で、スネアをたたいたら、シンバルがなったりタムが鳴ったりとか、してしまい、「なんだこりゃ」となるわけです。

私の場合、不一致のまま、音源側の音を出さないようにしておいて、シーケンサーに記録しておいて、後からずらしていました。別に、それでも困るというほどのことはないので(笑)。
ただ、ドラムをたたくのが増えてくると、先に、これを一致させてしまった方が楽かなと。キーアサインを一致させる作業自体は、1時間もかからずにできますので。

これが起きる理由は、わかる人はわかっていると思いますが、一応、説明しておくと。

これは入力デバイス側のキーアサイン(出力)と、DAW側の音源のキーアサインが不一致なので、そうなるわけです。

ですから解決策の趣旨的には、要するにDrum音源でよくあるキーアサイン、キーマップを合わせるというだけのことです。

これを解決するには方法は2つ
1.入力デバイス(この場合RolandのV-Drum)側のキーアサインを変更する。
2.音源側(この場合BFD)のキーアサインを変更する。

があるわけですが、今回は、1のやり方を書きます。2の方は説明している記事がありましたが、1の方はあまりなかったので。

とりあえず、Cubaseで使う場合の例として書きます。

TD11キットを選び 「Menu」→ 「System」 → 「MIDI」に入り
「Std MIDI Setup Lock」 をOffにする。

※これを外さないとこれから実施する出力の変更が有効にならないので注意が必要

「Menu」 → 「MIDI」 →と進むと、以下のような画面になる。

この例だとKICKが36
Snareが38と40になっている。
で、反転している40が選択されていて、それはキーで言うとE2となっている。

上のはマニュアルの画像なので、その通りにするという意味ではなく、画面の説明用です。この画面を出しておいて変更していくという意味です。

次に、

それで見ると、KickはC0になっている。
このままだと、+12となるので、これを-12にして24とします。
下がその状態です。

次に、音源側BFDとした場合、CubaseでBFDマップを読み込みます。
その状態でCubase側のキーマップのアサインノートを見てもらうとわかるのですが、デフォルト時のままだとここが一致していません。

具体的に言えば、
右側のオレンジ囲みがC1になっていますが、CubaseでBDFのマップを読み込んだ場合は、C0となっているので、一致しません。これが混乱を生む要因の一つとも言えますが、理解していれば、楽に一致させる足がかかりにもなります。

割り当てたいものを選びTD11の場合、叩けば、それが選択されます。
それをCubase側の音源と一致させていくだけです。

一番簡単にやろうと思えば、Cubaseで表記されているアサインしたいDrumの音のひとつ上にすればいいということになります。
具体例として言えば
Cubase側のBFDのドラムマップが「C0」だった場合、TD11を「C1」にするといった具合です。

下がCubaseで実際に叩いて確認した図です。

拡大すればわかりますが、Cubase側ではkickはC0になっていますが、TD11 ではC1にする必要があります。つまりこの場合は12ずれていることになります。

スネアを例にすると、Cubase側ではD0になりますが、TD11側ではD1数値でいえば28になるわけです。

ここまでの説明がわからないという方は、下の画像を拡大してみてもらって、アルファベットの方のノートナンバーに1加えたものをV-Drum側のノートナンバーで設定してみてください。それで解決するはずです。

たとえば、Tom3がフロアータムとして、Cubaseで「F1」なので、TD11では「F2」とするといった具合です。

RideBellだと、「B4」ですので、それを「B5」にするといった具合です。

付け加えると、
赤色側の囲みのラインが通常のHit
水色側の囲みのラインのがサブになります(HitとBowみたいなことです)。
サブ側の割り当ては好みもあるかもしれませんが、やり方は同じです。

Cubase以外でやる場合でも同じです。
DAWのキーは絶対値ですから、
数値の絶対値であわせるやりかたもありです。(Cubaseの場合、Drumマップには数値表示がなくアルファベットプラス数値なので)。

何でも良いので、一度、何かひとつのドラムをたたいてみて、それを基準にすれば、後は、そこからの相対値で割り当てることもやれます(ちょっと面倒ですが)まぁ、応用としてはいくらでもやりようがあります。

大切なことは
V-Drum側のキーアサインの数値と
音源側を一致させるというだけのことです。

このC0とかC1のずれは国際基準とYamaha基準のずれのようですね。

これを見て頂ければわかると思います。

Rolandは国際基準を採用し、CubaseはYamahaとの関係からか、Yamaha基準を採用しているようです。


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