次の「住まい」の見つけかた。(長崎へ)
旅先に出向くと、地域住民から「どちらから?」と必ず尋ねられる。素直に「東京から」と答えられるといいのだが、多拠点生活を続ける身にとって、正直答えに苦慮する質問だ。確かに、住民票は東京都にあるが、月に一週間いるかいないか、家だけあるようなもので、僕の住まいが東京にあるとは言い難い。
心の住まいは、今も故郷・長崎にあると感じているし、旅の出発点が、そもそも東京でも長崎でもないことも多い。東京を出発して奈良にしばらく滞在し、京都から特急・サンダーバードに乗って金沢に到着、能登の温