『弁護革命』 弁護士ドットコムグループへの参画について
このたび、『弁護革命』は、弁護士ドットコムグループへと参画することとなりましたので、お知らせいたします。
公式の告知は下記をご参照ください。
株式会社弁護革命 プレスリリース
https://docs.bengo-kakumei.jp/guide/announce/next-stage20240417
弁護士ドットコム株式会社 プレスリリース
https://www.bengo4.com/corporate/news/article/ujitf6rx-zk2
以下、『弁護革命』の創業者・開発者である山本了宣個人としてのメッセージを記載いたします。
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『弁護革命』の一般リリースは2021年のことでした。早いもので3年が経ち、この間、ありがたいことに多くの方に『弁護革命』をご愛用いただいて、『弁護革命』の裾野は広がってきました。
「導入事例・ユーザーインタビュー」をご覧いただくのが一番分かりやすいと思います。山本お手製の「証拠管理DB」から始まった『弁護革命』ですが、今では、大規模事務所から個人事務所まで、また、民事・刑事・労働・倒産・相続、不正調査案件から文献管理まで、幅広く使われるようになっています。
一方で、2026年には民事裁判IT化の最終フェーズである、電子提出の義務化が迫っています。弁護士業務の本格的なデジタル化がいよいよ始まることとなります。
『弁護革命』があれば、「電子提出義務化は大歓迎!」。
『弁護革命』がないと、「電子提出義務化なんて、面倒なだけだ、、、(仕事は紙が一番)」。
ユーザー様のお声からは、そんなことも起きそうに思えています。
これからの時代、弁護士業務に求められるのは、本格的な「デジタル事件記録ツール」なのです。
今もって唯一の「デジタル事件記録ツール」である『弁護革命』に期待される役割は、これから一層大きくなるでしょう。
必要とされる先生方にきちんと『弁護革命』をお届けすることには、それ自体、1つの社会的意義があるように思えます。
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同時に私は、機能面において、「『弁護革命』にはまだ先がある」と感じていました。
「デジタル化された事件記録を、非常に効果的に整理・活用できるようにする」ことは、それ単体で弁護士業務に革命的なインパクトをもたらします。
でも、せっかくここに、デジタルデータを全て抱えた『仕事場』があるのです。工夫すれば、もっとすごいことができるのでは?
私の中には、ずっと以前から、『弁護革命』にリサーチを統合したい、という構想がありました。弁護士の仕事は事件記録が起点になります。だから、事件記録にリサーチが融合していたら、非常に便利になるはずです。
また、これからの時代、AIが大きく発展することは間違いありません。
進化した『弁護革命』は、リサーチとAIとの両方を武器として備えているべきではないか? そういうふうに思いました。
これから、『弁護革命』がさらに広く多くの人に使われる。それだけでなく、「仕事道具」としての性能においても最高到達点を更新し続ける、そんな未来を実現できないかと考えていました。
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さて、このたびのお話は、そんなビジョンをまさに現実のものにする取り組みです。
弁護士ドットコム社は、弁護士向けプロダクトの提供・普及に注力しています。
位置づけが理解しやすいので、同社の資料を参考に掲載します。
『弁護革命』は、同社のプロダクトラインにおいて、「ドキュメント領域」を代表する製品に位置づけられます。今後、必要とされる先生のもとに確実に『弁護革命』をお届けできるようになるはずです。
また、弁護士ドットコムグループの『判例秘書』『弁護士ドットコムLIBRARY』と連携することで、『弁護革命』へのリサーチの統合が実現できます。同社が開発を進める「リーガルブレイン」と連携することで、AIの統合も可能となります。
『弁護革命』が、デジタル化時代の弁護士業務を力強く支える、弁護士の「基本ツール」のような存在になる未来を目指したいと思います。
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山本は今後も、引き続き『弁護革命』の運営・開発にあたります。また、新たに、弁護士ドットコム社の本社において、同社の各種プロダクトの企画・開発・改善等にも携わることとなっています。
『弁護革命』の理念、良いところを確実に維持できるように努めて参りますので、その点はどうかご安心いただければと思います。
また、ここ数年、山本はIT・セキュリティの研修や委員会活動に力を入れて取り組んできましたが、また別の角度から、弁護士業務のデジタル化を応援していけるとも思っています。
より素晴らしい仕事道具として進化した弁護革命を、皆様にお届けできるようになることを楽しみにしています。
今後とも、弁護革命を応援していただけますと幸いです。