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スマフォの使い方から、あなたのアイデンティティを見破ることができる

How picking up your smartphone could reveal your identity
by Lancaster University

780人のスマートフォン上の "Calculator, Calendar, Camera, Clock, Contacts, Facebook, Gallery, Gmail, Google Play Store, Google Search, Instagram, Internet, Maps, Messaging, Messenger, Phone (native phone-call app), Photos, Settings, Twitter, WhatsApp, and YouTube" 以上21個のアプリについて、いつどのくらいの時間使用したかについて、1人あたり最初から6日間をトレーニングデータ、7日目をテストデータとして使用した(780人のユーザー全員が少なくとも7日間のデータを持っていたため、7日間分のデータを使用した)。

7番目のデータ(行動プロファイル)を用いて、各アプリを起動した頻度から特定のユーザを推定した場合は35.8%、利用時間では38.5%の精度で、ユーザを当てることができた。

次に「この人ではないか?と推定される10人」を事後確率が高い順に並べた時に、その中に正解ユーザが含まれているかどうかを調べたところ、各アプリを起動した頻度からは73.46%,利用時間では75.25%に精度でユーザを特定することができました。

なお、データ形式など気になる方は、こちらをご参照ください。具体的なフォーマットなどが見れるので、分析内容をより理解しすくなると思います。ちなみにBehavioral Consistency in the Digital Ageが元論文。

※余談ですが「人々は1日平均4時間をスマートフォンに費やし、1日平均85回スマートフォンを手に取ることがわかっています(Ellis et al.、2019)」なんという多さ…。

【龍成メモ】
スマフォ利用歴から35.8%とか38.5%という数字だけ聞くと精度が低く感じますが、たった6日間のデータでしかもアプリをどれだけ開いていたかというとても浅いデータでここまでの精度が出たのが驚きです。

#機械学習 #セキュリティ #Nature #個人識別  
表紙はgeraltさんの写真です。


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