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【138日目】Giorgio de Chirico 形而上学絵画

デキリコは、トリノを語る上で欠かせない人物であると
『夢とカタストロフィー』という書籍に書いてある。

トリノに住んでいたデキリコの絵画は、トリノの広場や長くつづくポルティコの影響を大いに受けている。とあるが実際よくわからなかった。

彼自身、自分たちの絵をMeta-physical - 形而上学絵画といった。
機械のような表情なき人間と街区と機関車、、オブジェクトを極限まで少なくした、孤独を思わせる寂寞とした絵だ。
絶対にこんな世界に住みたくはないと思う。

見えるものを書いた絵と心の中にある絵、
表現するのにどっちが難しいと言ったらもちろん後者だろう。

デキリコが池袋にいたら、歌のカバーを路上で歌っている表現者面した若者を真っ向から批判するだろうな、いや自分で歌詞からつくれ。と

西野カナの歌詞聞いて、うわどんな恋愛経験したらこんな歌詞書けるんだ、会いたくて震えるんだと、作者の背景に興味を持つのと似てて、形而上学絵画を書いた人の生い立ちと事実関係を知りたくなる。

奥に機関車、黄色い太陽で明るく表現しているのは『咆哮する自動車、機関銃を飛び出たように走る自動車は、サモトラケのニケより美しい。』とフィリッポが残した、未来派の思想通り工業製品に秘めた可能性を感じている様子が見れる。
(と思ったら、どうやらデキリコの父との事実関係を見ると機関車は父を示しているらしい。んんー)

本を読まねばわからんな


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