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鬼滅の刃22巻の第193話の裏のちょこっと話に人材活性のためのとんでもなく重要な概念が書かれている話


・鬼滅の刃のブームすごいですね


さて、ワイドナショーに冷奴な鬼奴さんが出演し、鬼滅を語るほど世の中では、「鬼滅の刃」ブームが続いていますね。


今日はその鬼滅から、普段私が考えている人材活性化にまつわるお話。
作者である呉峠先生の言葉を引用してみたいと思います。

・人が成長していく5つのステップ


私の作っている「人材活性のための絵巻物」の一節に、

『人が成長していくための5ステップ』

というものがあります。ステップとは、ステージであり、階段であり、成熟度とも言えます。
もったいぶらずに、さらっと簡単に書くと「知っている」「わかる」「できる」「よくできる」「極める」の5つがある、というもの。

スクリーンショット 2020-10-26 11.39.10


これ、簡単に書いていますけどものすごーーーーーく大事な概念であり、これを理解するだけで人材を活かす方法、自分の可能性を引き出すのにとても役立ちます。

絵巻物には、ステップごとの特徴、典型的なパターンや行動、陥りがちな罠から、で、どうすりゃいいのさ的なものまでを組み込んでおります。
企業のDX担当や新規事業開発、人材支援などでこれだけをレクチャーする単元があるほど重要な概念です。

・人が成長するのに大きく2つの壁がある


3つの壁のうち、まーーーー、多くの人がつまづく前半の壁が1つあるのですが、今回はそこではなく、2つのうちの後半の壁の方なんです。

鬼滅の刃を最初から読んでいくと炭治郎は、見事にこの二つの壁を乗り越えます。

鬼滅岩斬り

写真はアニ女子部さんから。

実は、5つのステップにはそれぞれにステップ、階段、壁があるのですが、中でも大きな壁が2つ存在していると考えています。

2つのうちの前半は趣旨から外れるので簡単に。1つ目は、前半のStep2「わかる」とStep3「できる」の部分です。ここに、とても大きな断絶があります。段差が大きいとも言えますし、壁が高くて分厚いとも言えます。「わかる」と「できる」はものすごく大きく違う概念であり、ここを乗り越えるのは実はとても大きいことなのです。

※ 詳しく聞きたい方は、櫻井に気軽にコンタクトし、「例の鬼滅で語ってたnoteのくだり、教えて〜〜〜」と伝えてくれれば語ります。

うー、詳しく書きたいが長くなるので、ぐっと我慢。。。

そして、常人にとって苦しい2つ目の壁が「できる」と「よくできる」の間にある壁です。

・呉峠先生がサラッと書き上げている二つ目の壁


いやー、パラパラと見ていてギョッとしました。

私が、2つ目の大きな壁について多くの企業人にどうやって伝えたらいいもんか、、、と悩んでいたら漫画のストーリーに合わせて成長または飛躍的に伸びていく炭治郎や鬼殺隊の仲間たちをリアリティ(鬼を倒しに行ってるのでリアリティなのか??は別、、、)にして圧倒的に分かりやすく伝えられるものが目の前にありました。

先生は、4つ目のステップを「使いこなす」と表現されていますが、私の「よくできる」とほぼ同等の概念です。

で、ここにシンプルにも壁についての概念を呉峠センセが書かれております。

できることと、使いこなすこと、
極めることはそれぞれ違います。
繰り返し練習して決まった動作が
”できる” ようになったら、それをどんな体勢や
状況でも適材適所で出せるようになるのが
"使いこなす" です。
さらにその使いこなしている技を、
他の誰よりも早く強く、常に最大限の力で
出せるよう練り上げることが
"極める" ことです。
(「鬼滅の刃」22巻 第193話 冒頭 より)

全集中の呼吸、も上記の概念にリンクします。

極める、ってところまで行こうとすると果てしない頂上を目指す行為であり、常人にとってはただただ苦しいか、それすら理解できない領域になります。ですので、この、使いこなす、ということを意識して、必要な概念を自分の中に取り込んでいく必要があると感じています。

さらに、呉峠センセはですね、小学生でもわかるように超絶シンプルに図示しているのですが、引用を差し控えて櫻井が代弁します。

・すごい人 → 使いこなせている人
・やばい人 → 極めている人

ということで、身近にそういう人がいたらマッピングしてみましょう。


・人の活性を本気で考えるなら、巷の「学習」や「教育」、「研修」に注意


デザイン思考、DX、スクラム、のアプローチで、、、、
ファシリテーションが大事、対話しながら、、、、
オープンイノベーションを行うための施設、、、、
イノベーションが起こせる人材を、、、、、、
ハンズオンで事業に寄り添います、、、、

巷では、バズワードと化した内容を、それっぽく教える人たちがたくさんいます。学校を語っているから、誰か強い後ろ盾の先生に推薦されているから、ブランド力があるから、と言って、まったくそんなものはアテになりません。

・まず教えている人たち自身が、そもそも、どの成熟度にいるのか?
 (教える状態にまで自分を高めているかどうか)
・その人たちが何を目的にどこを目指して指導しているのか?

活性を目指すために外部から知を入れ込むのであれば、それを見定める必要があります。そうでなければ、ただただ、外部にコストを流出させるだけで、全く人材は活性していきません。

同時に、自分や自分たちのチームについて、

・自分たちはどこを目指しているのか?
・どこを目標にしているのか?
・そこにいくまでにどのぐらいの努力と、期間と、金額を費やすべきか

をよくよく考える必要があります。

・...30分でイノベーションがわかるようにしてほしい。
・...イノベーション人材の養成を目的にしています(が、みんな「忙しい」ので、確保している時間は正味10時間未満です)

というよく考えればわかるでしょ、、、、という冗談に近いオファーを何度も受けたことがあります。

こういうオファーをしてこられる本人が、わかってないどころか知っているつもりになっていてまったく知らないことが多い。

炭治郎は、岩を切り鬼滅隊の入門資格を得るまで2年を費やしました。
わかるができるになる瞬間です。

インスタントラーメンを開発した国の素晴らしい知をもつ日本人はいつしか作る努力を忘れてただただ、インスタントをインスタントに消費する側に回ってしまいました。

もう一度、極める人材を増やそう。

※ ICJ櫻井は、企業での人材活性についてのアドバイスやレクチャーを行っております。

 - DXの本質について
 - デザイン人材の作り方、活かし方
 - グローバルで活躍する人材とその活性について 

など講演・レクチャー、ワークショップ、事業支援まで幅広く対応しております。


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