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ジュヴドゥレオゥスィーアンヴァイユ・(ス?・)パケ・オ・ジャポン

そしたら右手を取るのです
意図はあってもなくてもよくて
晴れた日に両手をかざして
血が香ったなら 今日は吉日

目が覚めて 身体が冷めて
夢から二度覚める青ざめる 空まで
毛布の感触がわざとらしくて
背骨と背骨を重ねて眠る

誰も訪ねないその場所に
?の羽で降り立った
スウェットとジーンズを出して
河川敷へゆく みんながゆく

目玉焼きと
昨晩の残りの惣菜とを
白米で食べて
無印良品へでかけて でかけて?

駅の隅を歩く
電車に乗りたいわけではなく
きれいな店に入る
何も買いはしない

「どうして駅の反対側は
どこも閑散としているの
人口集中とかしているの」
「それは情緒を集めるためだよ」

そんな駅の反対側には
大きなきれいなホテルが建って
どこか時空が歪んだならば
終電の夜にあなたとわたしと

長いアーケード 裸足でかける
丑三つ時の
逃走劇
笑っている笑っている笑って

時    :明け方
人数   :2人
ステイタス:酔
これで  :夏なら死にかけのホタルの街へ

き ききい ききい
き き きい きい
き ききい ききい
き き きい きい

き ききい ききい
き き きい きい
き ききい ききい
き(まだ読めてる?)きっ

ファブリーズを撒く
湿った寝具
KFCが散ったシミのある
すき

するすると言葉逃げる夜あり
逃げるをよしとする風潮もあり
情緒は改変されていくのだ
だからこそ すき

わたしたちは
いかなる意味でも
同じ桜を二度見ることはない
それは散った瞬間に

ざわっとする
湿った寝具
感触を確かめる複数回の朝
左手をとってくれたら

雪 になる から だ 

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。