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NEW GUNてどんな感じ?〜vol.27〜

そして2月になり、アブラキサンという前回失敗したパクリタキセルをアルコールではなく、アルブミン(血液の中にある主要なたんぱく質の一種。ヒトの血液を原料とする)を加え、生理食塩液で溶かして点滴する注射薬による治療が始まる。

前回までのEC療法は16,000円くらいだった。20,000円くらいお財布に入れていたのだが、アブラキサンはなんと!約40,000円!!

てことは、入院の時にもらった高額医療療養費が適用になるんだな…

というわけで次から必要だからと持って行くと…

健康保険限度額適用認定証の期限が切れていたー!!!更にハーセプチンもスタート。

慌てて会社の保険組合に申請するもなかなか来ない。

↓2月3回目

ハーセプチンのこと忘れて4万持ってったら足りなかった!53,380円也。

2月中に認定書持ってきてくれたら大丈夫だよ、と受付のお姉さんが言ってくれたのだけれど間に合わず…

結局電話したら申請ではなく、電話で済んだようですぐに送られてくるも3月に入ってしまったのでアウト!結局申請して2月ほどかかってから余分にお払った分が返ってきた。

って訳で14万(実際は薬代があるのでもっとかかった)も一時的とは言え出費!これは辛かった。旦那すまん…。

↓3月1回目。アブラキサンは3週やって4週目はお休み。ハーセプチンのみで21,000円。

我が家は今まで割り勘で生活してきた。養われるという経験がなかったため、旦那にお金をもらうというのは子育てもしてないのに申し訳ないと言う感じ…けれどもらわないと生活出来ないし、病院にも行けない訳で(※もちろん旦那は快くお金を出してくれてます)、あらためて家族を再構築している修行をしているような感じだ。

呑気に思われるかもしれないが、妊婦っぽいなと思った。

物理的に働けなくなるから旦那に頼らざるを得なくなるのも、アイデンティティが変わってくるのも、のんびりと生活してるのも、気持ち悪くて自分の身体じゃないみたいな感覚も、生理がないのも、そしてこれは期限付きなのだということも。残念ながらかわいいベイビーは出て来ないが、解放される日は来るのだ、と思って生活する感じも。

喜びはないので2度とごめんだが、まあ耐えられないほどの辛さではない…かな?



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