NEW GUNてどんな感じ?〜vol.6〜
9/3 入院受付は14時。朝は普通に起きて、ゴミを捨てたり、掃除をしたり、最終の荷造りをしたりする。
お風呂に入って、身支度をする。髪の毛には整髪料をつけない。次いつ頭を洗えるか分からないからだ。
鏡の前で準備をしながら胸を見る。
(やっぱり淋しいもんかなー?)
触るとしこりが確実に硬くなっている。進行してたりするのかな?やだな…
帰りのことを考えて、前開きの襟付きシャツを着た。
基本的に何でもアメニティセットという有料の宿泊パック(頼まなくてもいいが、病院では管理の面も含め推奨している)に下着以外はついていると言っても過言ではない。荷物は少なかった。
入院受付を済ませて、お世話になる6Fのナースステーションに書類を持って行く。部屋に案内され、アメニティセットを渡され、パジャマに着替えるように、ほかは入院のしおりを読むように言われた。
4人部屋に私以外2人いるようだった。いつ挨拶したらいいのか分からなくて、すれ違った時についでに挨拶した。
1Fにあるコンビニに買い物に行って、2Lのお茶と缶コーヒーとポカリ、そして、ノートを買った。
先生の診察。なんか知らないところで知っている人の顔を見るというのは随分とほっとする。
「どうする?」
「全摘で」
「そうだね。それが一番心配がなくていいだろうね。再建も出来るから。ここでは出来ないけれど、したくなったら専門の病院をちゃんと紹介するから大丈夫」
「はい」
しこりのあたりにマークをつける。
その後麻酔の先生とかいろいろな方がいらした。なんかいよいよだなーと思った。
手術の時は長い時間同じ姿勢で寝続けるので、エコノミー症候群にならないように履くという医療用のメディキュットみたいな靴下を渡された。手術用の服も貰う。
夕飯は18時でそれ以降は食べ物禁止。飲み物は水、お茶、透明なジュースのみ。ポカリはいいのー?みたいな話をする。
夕飯はサバの味噌煮で、なかなか美味しくて1週間はいなければいけないからほっとした。
食事から消灯までの間に今の気持ちと万が一の時にどうしてもお願いしたいことだけノートに書いた。さすがにナーバスになっていた。
寝る前に点滴の針だけを準備しに看護士さんが来る。朝から手術前の点滴を打つからだ。
「朝は6時に起きればいいですか?」
「寝てていいよーw 用があれば起こすから」
そっと携帯のアラームを切った。
まあ、仕事もハードだったし、まだ具合悪くないけど寝るか…と思ったけれど、針は気になるし、なんかうとうとしては起きた。普段は夜中にトイレなんていかないのに入院中はトイレが近かった。
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