庭師便り('21.5月まとめ①)
皆さん、こんばんは( ΦωΦ )
また梅雨らしさが戻ってきたこちらですが、もう夏至も間近だし水無月も半ばを越してしまいました。
もうすぐ夏本番がやってきますな🌻
雨でジメジメなので、ファーニードルの精油を嗅ぎ、
「んー \( ΦωΦ )/」
と伸びをしたり、地味なリフレッシュをするそんな楽水であります。
ところで吾輩は或る植物園で時折活動しているのだが、その模様をまとめた「庭師便り」という記事を旧ブログにて公開しておりました。
今回はnoteに越してきてから初となる庭師便りになるが、その内容は基本的に植物紹介で、何故なら作業中はつい写真を撮り忘れてしまうからなのである...(〃ω〃)
またタイトルだが、園芸を行う者という意味の「ガーデナー」を和訳すると「庭師」になるから用いているだけで、大した事は特にやっておりません🌳
しかし時には竹林で竹を伐ったり、穴掘って木植えたり、台風で資材置き場の屋根が吹き飛ぶと屋根に上がって屋根貼りもするし、来園者に植物ガイドしたり、色々体験させてもらっております。
因みにこのブログでは、植物園のことは「園」と記しています。
さて、今年園ではベリー類が豊作な気がする(おもむろに始まる庭師便り😨😂)。
園内の一角には小さな果樹見本園があるのだが、そこにある果樹は全て鉢植え。
「家庭でも鉢植えで果樹を楽しめますよ」というのが、この見本園の趣旨なのでした。
そこからマイヤーレモンの花を。
アリンコも花を見に来たようだった😏🐜
柑橘類の花はとても香しく、また何故かノスタルジーを感じるのは吾輩だけではない気がする。
レモンの実りも楽しみだが、もうすでに実っている皆さんも幾つかあり、まずこちらはブルーベリー。
ブルーベリーは葉の紅葉も美しいし、実も葉も楽しめる果樹だと思います。
こちらはブラックベリー。
先に熟したものを、こっそり摘み食いする吾輩なのだが......多分みんな...お客さんも食べてると思う(笑) |ω・)
果樹は園内の他の場所にもあり、そちらは地植えで立派な木となっています。
こちらはグミ。
グミはバックヤードに植わっていたのだが、去年地植えの果樹園にデビュー。
こちらは西洋サンザシ。
果実はホーソンベリーと呼ばれるハーブです。
そしてクワ。
このクワもバックヤードから越してきた株で、一時期調子が優れない感じだったのだが、果樹の仲間に囲まれて元気にやってくれてるので嬉しいのであった。
数年前、続け様に強い台風の被害があった時、この果樹園でも数本、また園全体で40本ほどの倒木があった。
一抱え以上もある木々が倒れたり、また裂けたりしている眺めは辛いものがあったが、その後オリーブはひこばえで命を繋いでいったり、希望がもてる姿も見せてもらえたものです🌱
そのような出来事があり果樹園に空きスペースが生まれていたのだが、そこにグミとクワが越してきたのでありました。
また別のエリアでは、ツルもののグリーンアーチにヤマブドウが。
これは笑えるのだが、房の幾つかに袋をかけておくのだ。
しかし、隙を見て通りすがりの来園者やヒヨドリが摘み食いし、色付く頃には大して残っていないという有り様。
...もはや、皆のおやつなのであった(笑)🍇
こちらはハーブ園より。
ワイルドストロベリーも可愛らしく実っていた🍓
ま、そんなベリーたちでした。
次は見応えのあった花でも。
まず、タイミング悪く重なった梅雨入りで傷んでしまったバラのなかから、ダメージが少なくきれいな状態で咲いてくれていたツルバラをば。
品種名は忘れてしまいました(〃д〃)
こんなアーチが家にあるとテンション上がりそうだが、個人的には白い方がいいかな🤔
またバラよりスミレやランを好むのだが、そんな吾輩の好みはどうでもよく、このようにわんさか咲いてくれる事が嬉しいのであった(笑)(*ΦωΦ)
ミツバチも忙しそうに花を訪問していた🐝
とても目に鮮やかなバラでありました🌹
次も目を惹く姿だが、赤いブラシノキ。
まさに見応え十分な感じで、丁度見頃の時期に撮れて良かったです。
このブラシノキだが、花後に出来た種はそう簡単には開かない。
なんでも原生地(オーストラリア)では、山火事の熱で種が開いて種子が弾け飛ぶらしく、すごい戦略をもつ植物だなと感心するのだ。
園内には数色があるが、一番好みなのはこの白いタイプ。
さっきのツルバラより、こっちを庭に植えたい。
庭無いけど(笑)(´ΦωΦ)
ちょこっと作業の話題でも。
こちらは温室内のハイビスカスの鉢植え🌺
毎年チューリップが終わる頃、温室から出てきたハイビスカスを園内通路のコンテナに移植するのだ。
そしてそのコンテナにビオラを植える頃、ハイビスカスはまた温室に戻るのである。
そんなわけでハイビスカスを10株ほど移植しました。
余談だが、ハイビスカスの背後にうちのグアバの親となる株があるのだが、その木の実を食べて種を蒔いたのがうちのグアバなのだった😏
次はトビカズラという植物。
年に一度、花後のトビカズラのアーチを切り戻しで丸裸にするのだが、大量の葉が辺りを覆うのだ。
トビカズラは特別天然記念物だが、原生地(長崎県の無人島など)では確かコウモリが受粉を担っているとか🦇
受粉すると特大サイズの豆が実るらしいのだが、ちょっと見てみたいもんです。
花には芳香が...という記述を見かけるが、個人的な感想を述べると「都市ガス」っぽくて...ちょっと......個性的です(笑)( ˙꒳˙ )
今年もスッキリ散髪。
やり過ぎ感のある眺めだが、この後すぐに若葉を出してくる逞しい植物なのだ🌿
因みにトビカズラのツルだが、葉を落としてリース台を編んでおくと、乾燥後に黒紫のような渋い色になってくれるのだ。
そしてトビカズラのツルからは、また花と違った匂いが感じられるのだが、なんかこう...潮風を浴び続けていたような、濃いミネラルの気配のような...表現が難しいそんな匂いがするのだ。
脚立に乗って切り戻しながら、一緒に作業していた課長に
「めっちゃ海の匂いっぽくないですか( ΦωΦ )?」
と聞いてみたが、課長は分からないらしかった(笑)(・д・)チッ🌊
左手の、コウノトリに巣を作ってもらう台みたいな青いやつ。
吾輩はこの上にしゃがんで鋏でパチパチやっていたのだが、引いてみたら間抜けな眺めだったやも知れぬ😂
ま、そんな作業でした。
トビカズラ付近では、タンチョウソウの葉がすっかり美しくなっていた。
地味にウマノスズクサのツルが、タンチョウソウの叢の上を横断しているが(笑)。
そして梅雨の園内では、切り株の椅子で何らかのキノコがイキイキしてたりも🍄
...キクラゲ🤔🍴?
台風被害で倒れた木々だが、一部はこのように切り株の椅子になったりしているのだった🌳
そんなこんなの庭師便り5月まとめ①。
基本的に、終わったことばかりが記事になる我がブログだが、また続編も暢気に綴っていきたいと思っております😎
Adiós ( ΦωΦ )ノ