2024年8月9日(金)『長崎原爆の日』
79年前の今日である、1945年8月9日11時2分に長崎に原爆が落とされた。
長崎県民としてはとても大切な日。
11時2分に黙祷を捧げる。
あの悲惨で苦しみと悲しみ、そして高熱の熱線や爆風、放射線に包まれたあの日から79年たった。
その時代に生きた人間ではないが、同じ長崎で生まれ育ったものとしてこの関係は断ち切れない。一生忘れずに背負っていかなければならない。関心を怠らず風化させないように。
学生の時にその日その場にいた方々から話を聞いたこともある。
想像を絶する被害と絶望。
話を聞くだけで心が締め付けられ悲しく、その時代に生きてなくて良かったと思ってしまうほどに辛かった。
そして大学生になってから原爆資料館を初めて訪れた。
被爆した長崎の街並みや、熱線や爆風によって被害を受けた場所や道具などその当時が浮かび上がるかのようなリアルさとその雰囲気。後半の方に行くにつれて気分が悪くなり、被爆した人の模型のようなものは見れないままその資料館を後にした。
長崎の人間としてその被害をしっかり目に心に刻まないといけないのにそれを拒んでしまったことをいまだに後悔している。再び訪れた時にはその全てを心に。
79年経った今、世界は平和になったのだろうか、少しでも平和に近づいたのだろうか。核兵器の使用はなくても戦争は続いてる。
やっぱり悲しくなる。
平和な世界を望んでも、これから先もずっと平和な世界にはならないかもしれない。平和の基準なんて人それぞれだろうし。それでもぼくは戦争や核兵器のようなものはもう見たくないしあってほしくない。みんなの思う平和とは異なっても、ぼくの思う平和というものに少しでも近づけるように尽力していきたい。
改めて、70年前の今日に原爆の被害に遭われた方々のご冥福を心からお祈りします。
あのような日が2度と繰り返されないように。
平和な世界になりますように。
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