2024年3月22日(金)『マリオ離れとロックマンエグゼ』

マリオを買った。

Switchのマリオ新作「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」ってやつ。

ずっとゲームがなんかやりたかったけど、やってみたいのが多すぎてなかなか選べずにいた。ドラクエだったり、ポケモンだったり、ホグワーツレガシーだったり、ロックマンだったり、風来のシレンだったり、マリオだったりいろいろと。

それでも霜降り明星のせいやさんが自身のYouTubeチャンネルでマリオの新作を楽しそうにやっているのも見てマリオが優勢に躍り出た。直近で映画も見てたしね。

そうやって選んだマリオ。

マリオは小学生の頃にDSでやってただけで、それ以外はやった事なかった。それでも当時は何回もそのソフトをやり続けていた記憶がある。

時間ができた時にワクワクしながらやってみる。

楽しい。やっぱりマリオって楽しいぞ。面白いやん。

と、最初は確かにそう思っていた。そう確かに。

進めていくと途中から「あれ、そんなに?」と思うようになってくる。

結果、一面だけクリアして電源を落とした。

うん。

秒で飽きてしまった。

これまでたくさんのゲームをやってきたが史上最速の早さだった。

なんか思ってたのと違った。当時はあれだけ楽しんでいて、今回も同じくらい楽しめると思っていたのに、全然楽しめれなかった。当時のあれくらいの規模感がちょうど良かったのに、なんかもう色んな要素が積み重なってもうお腹いっぱいだった。大好きとまではいかなくてもあれだけ熱中して楽しんでいた心はもうここにはなかった。

ぼくだけがこう思っていると思ってたら、この前に4年生の友達と飲んだ時に同じ事を言っていた。共鳴した。もっと探せば他にも同じような人はいるかも知れない。その人達も心の変化があったのか、それともマリオの今作だけがそう感じさせるものだったのか、そこまでは知り得ない。

5000円くらいで買った分、秒で飽きたしまった事で少し腹立ってきた。そもそもこれを買っていなければこんな思いしなかったのに。体験版さえやってればもっと違うの選んでいたのに。全部自分が悪いことには変わりないのに普通に腹立っていた。その怒りを少しでも鎮めようとすぐニンテンドーeショップを起動していた。

腹いせになにか無いかと探していたら、マリオと同じように買うのを選んでいたロックマンを見つけた。

しかも半額セール中でまさかの3,000円弱。

もう秒で購入した。

史上最速の早さで購入した。

「ロックマンエグゼ アドバンスコレクション」という1作目が2001年に発売されたロックマンエグゼシリーズの全10作品が揃ったもの。簡単に説明するとイナズマイレブンの円堂守伝説のようなもの。

これまた小学生の時にロックマンエグゼの次シリーズである流星のロックマンをやっていたためロックマンは好きだったし、このロックマンエグゼシリーズは特に面白い作品ということもよく聞いていた。それからずっとやりたいなと思っていた矢先のこれ。ちょい棚からぼたもち。

ロックマンエグゼとは初代ロックマンの2Dスクロールアクションゲームとは異なるデータアクションRPG。ネットワーク技術が発達した世界が舞台となっており、現実世界と電脳世界という2つの世界を行き来して物語を進めていく。あらゆる電子機器がコンピュータネットワークを利用して管理されているため、この2つの世界は密接に関連しあっている。ネットワーク上に異常が生じた場合は、現実世界にもそれが直接反映されるような形で何らかの異常現象が引き起こされる。そんな異常現象を解決していくような話。

購入した日からつい先日までその1作目を遊びまくりクリアしたばっかりなのだが、めちゃ面白かった。めちゃんこ面白かった。2001年でこのクオリティかよと驚いてしまうくらい面白かった。

始めてからクリアするまで空いた時間はずっとロックマンに費やしてきたがそのずっとが楽しかった。そりゃシリーズがこんなにできるわなと納得してしまうくらい。実際に遊んでいた流星のロックマンとはまた違う良さ、その基盤たる良さが詰まりに詰まってた。

ただ一言言わせてほしい。

むずすぎるわ!バカ!

はい。むずすぎ。信じられないくらい楽しかった傍らに信じられないくらい難しかった。これ本当に子供用か?と思ってしまうくらいの難易度。なにがどれだけ難しかったのか。ひとつずつ説明しよう。

まず、マップ。昔のゲームということもありまずマップというものが存在しない。つまり自分がどこにいるのかわからなくなる。現実世界はまだしも、電脳世界とよばれるインターネットの中の世界なんて迷いに迷う。少し気を抜くと自分がどこにいるのかわからなくなる。さらに電脳世界もどこもかしこも同じような場所で味気ない。ずっと景色が変わらない。まじで迷う。普通に目的地まで全然辿りつかないのがしんどかった。さすがに攻略を調べてしまうこともあった。

次に敵の強さ。まじで強い。意味わかんない。普通に雑魚敵にも負けることもある。こういう雑魚敵にすら気が抜けないなんてゲームとしての環境が壊れている。にげる要素も、とあるチップと呼ばれるアイテムをもってなければ基本逃げられない。どんな雑魚敵とも戦わないといけないし、そいつらに普通に倒される可能性があるという。しかも現代ゲームに慣れてしまった影響でセーブなんかも頻繁にしないし、オートセーブなんかもないから、ふとした時に負けてゲームオーバーでセーブ前に戻される。これが結構前だったりする。しんどい。

最後にヒントのなさ。ストーリーを進めていく時にまずヒントがなさすぎる。基本話聞いてたり、色んな人に話しかければ次どこにいけばいいなり、なにすればいいなりわかるけどそれすら無い。難易度で言えばドラゴンクエスト2といい勝負するくらい。途中で誘拐された子供を探せという展開があるが、そう言われるだけ。どこを探せなり、どこら辺で見たなんかの情報もない。しかもゲーム上現実世界と電脳世界の2つの世界があるためどっちにいるのかもわからんくなる。まじで勘弁だった。

これだけ難しい要素があるにしても楽しさが余り余るくらい楽しい。本当にすごいゲームだぜ。

プラグイン!ロックマンエグゼ!トランスミッション!

まじかっこいい。

とりあえずひとつめはクリアしたから次は2をやろうか。いや、初代のロックマンもやってみたくなってきたな。

とりあえずロックマン最高。

バトルオペレーション!セットイン!

まじかっこいい。


ドラえもんの映画が想像を絶するくらい面白かったそんなある日。

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