2024年7月9日(火)『第19回世界剣道選手権大会』
7月4日〜7日の4日間、イタリアにて剣道の世界大会が開催された。
3年毎に行われている世界大会も今年で19回目らしい。
高校生まで剣道をやっていたが、その間世界大会がどうこう全然興味がなかった。自分のことでいっぱいいっぱいだったし。
ふと、今年に世界大会が開催されるという情報を目撃してせっかくなら見ようかなと見てみることに。
時差があるため、夜中の時間帯ではあるし、そんなずっと長い時間画面に齧り付くのも気が引けたため、準決勝と決勝の試合を見ることに。
世界大会の部門は、男子個人、男子団体、女子個人、女子団体の4部門。
日本代表も男女10人ずつが選抜され日の丸を背負って戦うことに。
結果から言うと、全部門日本が優勝。
日本強すぎる。おめでとうすぎる。わらっちゃうくらいに。
個人戦に至っては、一つの国から4人までが参加可能にも関わらず、ベスト4すべてを日本が占めるという神展開。もちろん男子も女子も。
ありえんくらいに強すぎて笑っちゃう。
特に男子個人決勝があの星子くんと松崎くんという激アツカード。
高校の剣道界の筆頭というかスーパースターのこの2人。ずっと対戦ばっかりしてたこの2人。大学でも社会人でも衰えなくより磨きがかかるこの2人。
ぼくらら辺の世代の人たちは特に熱くなる2人の戦いだった。
結果は星子くんが一本を決め切り優勝となった。
結果も大事だが、それ以上に世界大会の決勝戦とあう舞台でこの2人が戦ったことにとても価値がありそうだと思った。
そして男子団体決勝。
これはもうえぐかった。
相手は韓国。
正直、礼を重んじてないだの、剣が荒いだの、よくない噂ばかり聞いていた。
よく日韓といえば野球でもサッカーでもめちゃんこ因縁がある感じで必要以上にばちばちしているが、剣道でもそれ。剣道でもそれやっちゃうかいというのがぼくの意見ではあるが、そう言うのがあるため見るのも少し躊躇うところもあった。
でも決勝だしなぁと恐る恐る見ると、韓国強!めちゃ強!聞いてた話と全然違う!剣道も荒くなくて全然正剣!
実力も差がなく見てて一番楽しい剣道だった。
試合の展開も先鋒と次鋒が一本勝ちして早速リーチかかるところ、中堅でまさかの2本負け。
韓国の選手鬼の取り返し。
これは痺れたね。
試合始まってからずっとリードしてる雰囲気で、これ韓国勝つなぁと思わせる剣道で、そのまま2本取り切ってた。
日本の選手も上段の選手で、上段なんか相手にするだけでも嫌気がさすしただでさえやりにくいのに、そんなの感じさせないくらい対上段がうますぎて強すぎた。
完全に流れは韓国。圧倒的に追い風が吹き始めている。
そして副将戦。
日本はここで決めたい、韓国は中堅の流れを引き継いで大将に繋げたい。
一進一退の攻防。
試合が動いたのは韓国側だった。
追い風の流れのまま一本を先取する。
会場は大盛り上がり、YouTubeのコメント欄も大盛り上がり、画面の前にいるぼくも大盛り上がり。深夜なんて関係ないくらい声を出して拍手してた。
ただ日本の副将もそんなんで終わらない。
異常なまでの安心感で、すぐ一本を取り返してそのまま2本目も取り切り、日本の勝利を決めた。
とても素晴らしい試合展開に素晴らしい試合内容。
日本も韓国もどっちも最高の選手による神試合。
女子の個人戦も団体戦も素晴らしいものだった。ちょっとぼくとしては男子をメインで見てたから割愛させていただき。女子はまだまだ日本と他国との差が大きなと感じたのも本音。でもこれからがとても楽しみ。
久しぶりに剣道の試合を見て、とても昂ったし、自分も久しぶりに剣道をやりたいと思えた。
こんな暑い日にはできないんやけども。
やっぱり剣道はかっこいい。
そして次回の世界大会はまさかの日本で開催されるらしい。
行くしかない。
楽しみ。
団体決勝の次鋒戦で松崎くんが決めた面がエグすぎたそんなある日。
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