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読書感想文的な19

生死の境はどこなのか問題。

『浮遊』を改題した『脳人間の告白』 高嶋 哲夫

今日、僕は、脳だけになった。日本の脳研究の最前線を走る医師・本郷を襲った突然の自動車事故。感覚のない身体、無限にも感じる時間、徐々に恐怖に浸食されていく精神―そんな中、突如、頭の中に同僚の医師の声が響いてくる。―医学は精神より先に進んでしまったのか…舞台は突然の刑事の来訪で揺れる、K大学医学部脳神経外科研究棟三〇五号室。十メートル四方の部屋の中で問われる、医学の奇跡と罪とは?

ここまで書いて1ヶ月ちょっとが過ぎてしまっていた。笑
書いたというかコピペだけしてたんだね、わたし。

人間の生死の境はどこなのか考えされられる本だった。
なんか考えた気もするんだけど、怒涛の1ヶ月で忘却の彼方。
身体は動かないのに明確な意識があったら単純に死ぬことはとても怖い。
身体がないのに明確な意識があるとは、果たしてどういうこっちゃってかんじ。
たぶん死ぬのは怖いけど、その明確な意識の中で「いや死ぬのは怖いけども、わたしもう身体ないやん。生きてんのかこれ?」ってなるよね。
想像したこともなかった。(あるわけない)


果たして脳を保存しておくことが延命治療になるのかはおいといて、ちゃんと身体が存在するときの延命治療について少し考えた。

もし、わたしが治療される側だとしたら、やめてほしいと思う。
いろんな管につながれてまで…とか、尊厳が…というのもまぁ少しはあるけど、ダントツでもったいないと思うのが、まぁお金だよね。
たとえば今わたしがそういう状態になったとしたら、その治療費を出してくれるのは両親か夫かだと思うけど、そのお金でわたしが食べれない分もおいしいものを食べてくれって思っちゃう。
あと生命保険入りますよ!って言いたい。

でも、これがもしわたしの立場が治ってほしい、生きてほしいと望む家族だとしたら。
1日でも命をつなぐために払うお金は惜しくないし、お金を払ってそばにいられるなら、ずっとそばにいてほしいと思う。

これだから人の命にかかわる話は難しいんだろうな!
ピンピンころりとはよく言ったものだよ。



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