【挫折・挫折・挫折】僕がユーチューブを始めるまでの挫折人生

【僕の挫折挫折人生】

僕は今まで、勉強、スポーツ、仕事、お笑い、YouTube、全ておいて綺麗に挫折しています。

そんななにをやっても上手くいかなかった僕が今YouTubeである程度の収入を得れるようになりました。

現在ユーチューブで収入を得れているのは全体の10%〜15%と言われています。

その中には芸能人や歌手、インスタグラマーや美男美女、東大生や医者など「元々すごい人」や「何年も前からユーチューブに参入している人」が含まれていますので、僕みたいなブスのバカがここに入れるというのはキセキと言ってもいいかもしれません。

しかしこれは適当にやって、偶然上手く行ったわけでもなく、誰よりも努力したわけでもありません。

僕の沢山の挫折がここに連れてきてくれたのです。

YouTubeだけでも、僕は5.6回ぐらいはYouTubeに挑戦して、挫折しています。

僕がどんな挫折をして、どう思い、何を学び「ゆとりの貯金論」というチャンネルを始めることができたのか、そのストーリーを書きました。

これはYouTubeの具体的な戦略を書いているわけではありません。僕がどんだけの多くの挫折をし、何を学び、何を考え、「今のYouTube」にたどり着いたのか、そのストーリーを書いてます。

僕の挫折、失敗が少しでも皆様のお役に立てないかと一生懸命書きましたので、是非ご覧下さい。


【人生初めての動画投稿】

僕が人生で初めてユーチューブに動画を投稿したのは大学4年生の頃、つまり今から約5年前です。
その時僕がハマっていた「プロ野球プライド」というスマホゲームの動画を投稿しました。

動画の内容は1回5000円の10連ガチャを引くというものでした。今思えばひどいものです。

画面録画ではなくスマホ自体を別のカメラでとって何の編集もなく、ただガチャを引いて一応実況みたいな感じでボソボソ僕が喋る声が入っているだけの動画。

なんとなく、ユーチューブで動画投稿ができると聞いたので興味本位でやってみました。するとどうでしょう。

ほんの1日か2日でチャンネル登録者数が50人になりました。

ちなみに今僕がやっている「ゆとりの貯金論」というチャンネルはチャンネル登録者数50人集めるのにたしか2ヶ月ぐらいかかりました。

なぜその時はそんなにも簡単に50人もの人が集まったか。それは簡単。約5年前だからということ。そしてプロ野球プライドというゲームはそれなりに人気のあるゲームであったにも関わらずそれを実況している人がほとんどいなかったということです。

あの時動画投稿を続けておけばよかった〜と何度後悔したことか。

でもその時はクソ動画で2日で50人というすごさが全然わかっておらず、2、3本の動画を投稿して動画投稿をやめてしまいました。

【芸人時代のユーチューブ挑戦】

その後僕は大学を卒業し、お笑い養成所に入り、お笑いの道を歩みはじめました。養成所時代や卒業してからの約3年間何度もユーチューブにチャレンジしました。

当時の相方とやってみたり。養成所で出会ったおじちゃんとやってみたり。ゲーム実況をやってみたり。

色々やってみましたが、1000人どころか1人としてチャンネル登録者数を獲得すること出来ませんでした。

少し前のあのクソ動画で一瞬で50人だったのに・・・結構頑張っても0人かよ・・・すごく悔しかったです。
ちなみに僕は別にユーチューバーを目指していた訳ではありません。お笑い養成所に通っているぐらいですから、お笑い芸人になりたかったんです。自分を表現する場としてユーチューブにチャレンジしていたのです。

しかし色々と試行錯誤を繰り返しましたが、お笑いでもユーチューブでも特別な結果を残すことはできませんでした。

【お笑いもユーチューブも結果が出なくて気づいたこと】

しかし、その試行錯誤をしている過程であることに気がつきました。

同期や若手でお笑いで結果を出している人達は【そもそも何かで結果を出している人たち】がほとんどだったのです。

弁護士、税理士、現役東大生、元甲子園球児など、「ただ面白い」だけではダメな世界だということです。

もちろん「ただ面白い」だけで売れる人も世の中にはいますがそれはほんの一握り中の一握りです。「目につく個性」というものがないとかなり部が悪い世界だと感じました。

あ、あとイケメン、美女、というのもかなりの「目につく個性」としてのアドバンテージがあると思います。

ユーチューブも同じで、新規参入でユーチューブを成功させている人はしっかりと「目につく個性」を持ったた人がほとんどでした。

しかし、僕はなーんの個性も結果もだしてないただの人間でした。

僕は昔から器用でした。何もをやってもそこまで努力しなくてもすべて人並みぐらいにはできました。

しかし頑張っても人より成果を出すこともできませんでした。そんな人間が一番面白くありません。

死ぬほど絵が下手とか。致命的に運動ができないということも個性になる世界でそのような個性もありませんでした。

【僕が個性を求めてやったこと】

僕は個性を求めて「勉強」をすることにしました。

個性を出す為に資格の勉強をはじめたのです。はじめてとった資格は簿記の3級でした。
大した資格ではありませんが何にもなかった自分に、簿記ができる!資格がある!という個性を持った気がしてすごく嬉しかったです。
その後もFPの資格をとったり、数学検定をとったり、自分に個性が生まれていくのが楽しくて「学ぶ」ということをはじめました。

それは僕の人生で初めて「自ら学ぶ」ということをした瞬間でもありました。

【お笑いの道を諦めて地元に】
そして程なくして、僕はお笑いを諦め地元に帰り塾に就職し、塾講師となりました。

普通の企業よりも人前で何かを発信するというお笑いの経験が少しでも活かせるかなと考えたからです。

そしてその就職した塾というのは地元でも名門の塾で小学生から高校生まで県内でもトップクラスの生徒が通う塾でした。

ちなみに僕は勉強でいうと高校、大学、ともにいわゆるFランと言われる誰でも入れる高校、大学を卒業しています。受験をしなかったわけではありません。しっかり勉強してしっかり落ちました。笑
そして滑り止めのFラン学校に入学したのです。

なぜそんな人間が塾に就職できたのかというと、一応受験勉強ではしっかり勉強したということと、自ら学んで資格を取得していたこと、元お笑い芸人という珍しい経歴だったということから塾に採用してもらうことができました。

ぼくは26歳にしてはじめて社会人になりました。僕が社会人になってまず思ったこと。それは「思考停止の大人達」です。

芸人というのは基本的に誰かにあれしろ!これしろ!と指示をされて働くということはありません。

上を目指したいやつは自分で考えて自分にやりたいように行動する。それが当たり前です。それでぼくも試行錯誤し、勉強したり、色々な行動をしたりしてきました。

しかし、これは僕が入った会社だけなのか、ほかの会社も同じなのか。それはわかりませんが、僕の入った塾の上司たちは「学ぶこと。自分で考えること。」を全くやめているように見えました。

少子高齢化社会で塾の市場が明らかに小さくなっているのは明白なのに、塾を時代に合わせて変えていこう。とか、会社が倒産したり自分がクビにたった時に備えてスキルをつけるために勉強しようとか、副業をしようとか、そんな人は一人もいませんでした。

現状維持を決め込み、みんな毎日会社や給料の愚痴をいいながら働いていました。

そんなある日僕が何かのプレゼンで「子供達は【大人の世界】【社会】というのを見たことがありません。だから将来の夢がない、将来やりたいことがない。という子がいるのは当たり前です。そんな子達に少しでもいいアドバイスができるように僕は数学や英語などにこだわらず、ビジネスや医療など色々な分野をまなんでいくべきだと考えます」と発表しました。

すると、おじさんの上司に、「え?仕事終わってそっから勉強とかするの?するわけないよね?そういう理想論みたいなのはやめてもらえる?」と言われました。

いや普通に勉強します。してました。ITの教育もガンガン発達して、子供も減っている超危険な塾業界で生徒の将来と自分の将来の両方に役に立つ幅広い勉強なんてするべき、というかしないなんて危険すぎるじゃないですか?

でもそんなことは考えてない。現状維持大好き、週末の事とボーナスの事しか考えてない上司たちにぼくは疑問を持たずにはいられませんでした。

【僕と勉強ができる子達の違い】

ところで僕は高校受験、大学受験、ともに失敗しているわけで、完全な「学歴コンプレックス」をもっています。

人生それなりに器用にこなしてきた自負はあるのですが、学歴だけ聞くと、「あ、勉強できなかった感じね。」と思われます。
しかしなんたって塾業界ですから、一流大学卒業の上司。一流の私立の中高一貫校に通い、一流大学や医学部医学科に進学するであろう生徒。いわゆる「勉強ができる人」に出会う機会はものすごく多かったです。

しかし僕や僕の周りのFラン学生の友達がその上司や生徒に圧倒的に地頭で劣っているとはあまり感じませんでした。むしろ一流高校にも、いわゆるすごい頭の回転の遅い子もいましたし、僕のFラン友達の中にものすごく頭の回転が早い人もいました。

なんたってぼくは「学歴コンプレックス」ですから、僕と彼らの間に、どのような違いがあるのか。その答えが気になって日々探し、考えましたが、これといった答えはみつかりませんでした。

そんなある日、塾の社長さんの話の中にこんな言葉がありました。「勉強のできる子とできない子はそもそも積んでいるエンジンが違うからなぁ」

この言葉を聞いて僕はハッとしました。僕は積んでいるエンジンが小さいんだ!そう思いました。
積んでいるエンジンの違い。具代的にどういうことかといいますと
【勉強ができる子】は家で1時間勉強するなんて「努力」だとは思っていません。しかし僕たち【勉強のできない子】はどうでしょう?家で30分勉強したらそれはそれはもう家がお祭り騒ぎです。それは言い過ぎましたが、僕にとって「家で30分勉強する」ということは完全な「努力」です。「努力」ですからもちろん疲れますし、やりたくないです。イヤイヤ家で30分の勉強をするのです。これが僕たち、【勉強ができない人】の原付エンジンです。アクセル全開で30キロしかでません。30キロで疲れます。
しかし【勉強ができる子】というのは一流高校で散々勉強して、そこから夜遅くまで塾に行き、そこから帰って家でも勉強し、夜中の寝る時間を惜しんでする勉強。そこからが初めての「努力」です。塾で勉強したり、家で小一時間勉強するなんて全然楽勝です。全然疲れません。これが勉強できる子のスポーツカーエンジンです。アクセルちょっと踏んだだけで100キロでます。でも全然疲れません。
この30キロでゼーゼーの僕たちと100キロも楽勝の一流高校の生徒。これが違いだということに僕は気がつきました。
ちなみにこのエンジンが大きい人はスポーツでも習い事でも大きなエンジンで成功する傾向にあります。だから、社会において「勉強ができる」というのは必要とされる能力なのだと思います。

お笑いやユーチューブで結果を出している、「目につく個性」を持っている人たちもほとんどがエンジンの大きい人たちでした。
すこし話はそれましたが、ぼくはこの塾の講師という社会人経験で
「思考停止の大人」と「成功者のエンジンの違い」を学びました。この学びが今のユーチューブチャンネルの開設につながります。

【社会人になってユーチューブを始めた理由】

僕が塾の講師になってユーチューブを開設した一番の理由を一言でまとめると「現状打破」です。

上司たちがずーっと会社の愚痴をいいながら働いているのをみて、僕は「嫌ならなんか行動したら?」って思いました。

思考停止の大人たちが言っていたのは「給料安いし会社の環境も悪いよね、だから一生懸命残業して、働いて会社の環境と給料をよくしよう!」でした。

なるほど、まさに思考停止でエンジンが大きい人そのまんまの発想だなと思いました。
これはDJ社長というユーチューバーが言っていた例えなのですが、すごくわかりやすかったのでそのまま引用させてもらいますが、

「例えば遠くまで行った人が勝ちってゲームがあったとするじゃん?で、何も考えない人は頑張って自転車こいで遠くまでいくのよ。でも大切なのは頑張ることじゃなくて、【遠くにいく】という結果を出すためにどうやったら遠くにいけるのかっていうのを頭を使って考えるってこと。自転車にとびのって頑張るんじゃなくてまずは原付の免許とりに行って、原付買って・・・そしたら自転車の人からは2日遅れとるよ?でも原付ゲットした時点であとは手首ひねるだけなんよ」2日もあったら自転車追い抜いけるんよ」

まさにぼくはこういうことだと思うんです。

芸人もユーチューブも誰からも「こうしろ!」とは言ってもらえません。結果をだしたかったら自分で行動しないといけないんです。何もしない人はシンプルに何もない。おしまいです。

塾という仕事自体は好き。でも【会社の環境・給料が不満】これを解消すためにする行動って一生懸命働くことですか?一生懸命働いて本当に会社の環境や給料って変わりますか?

これがイケイケのスタートアップ企業ならまだしも、少子高齢化社会での塾ですよ?

この環境の変え方で一番の近道は「自分で別の収入を作る」ですよね。しかもこの一生懸命働くってのも「ただサービス残業してるだけ」なんですよ。新しいものを取り入れたりするのは一切NG。ぼくが一回校舎にLINEを取り入れようとしてめちゃくちゃ怒られました。笑
「勉強」というゲームにおいては一生懸命自転車を漕いだ人の勝ち。原付とかそういうものはないと思います。どうやって効率よく自転車を漕げるか。そのレベルです。たくさん漕いだ人が結果をだせる。それが勉強だと思います。

しかし社会にでたら違います。原付もあるし、車だってあるし飛行機だってヘリコプターだってある。それぞれのメリットデメリットを考えてどうやったら【結果】への近道なのかを考える。そこが一番大切なのだと身をもって感じました。

【ユーチューブを始めるにあたってまずしたこと】

そんなこんなで現状を変えてやろうと思いユーチューブをはじめました。

僕がユーチューブを始めるにあたってまず初めにやったこと。それは機材を買いに行くことでもなければアカウントを作ることでもありません。それはユーチューブを勉強することです。

「ユーチューブで副収入を作りたい」という結果を得るためにがむしゃらに自転車を漕ぐのではなく。まず、何に乗ってどのようなルートを通ってどういう準備をしてどういう作戦でいくのが一番の近道なのか」を勉強したのです。

作戦を考えたのではありません。勉強したのです。

まず動画をだしてみる!行動してみる!って大切ですが、僕はこのゲームは何に乗るのか、市場を見定めるのが大切だと思い、「まずは勉強する」という行動をソッコーでとりました。

過去やってきたゲーム実況やエンタメチャンネルはなぜだめだったのか。反省を生かしながら勉強しました。

ちなみにどうやって勉強したのかというと、ユーチューブには、ユーチューブを攻略するためのチャンネルというのがあります。その動画をたっくさん見て学びました。シンプルにマーケティングも学びました。

ちなみに、僕のチャンネル登録者の中に現在進行形でバンバン動画を更新してユーチューブを頑張っているチャンネルを見かけます。

そしてたまにその人がどんなチャンネルをチャンネル登録しているのか見ることができることがあります。

その中にユーチューブ攻略チャンネルが入ってない人がほとんどで、それをみて僕は「行動力はあるけどチャリを一生懸命漕いでるなぁ」と思ってしまいます。

ここでちょっと勘違いしないでいただきたいのですが、ぼくは原付エンジンです。睡眠を削って努力をしたりとか、朝早く起きて勉強したりとか、そういうことはもちろんできません。

ぼくはみんながサービス残業してる時間に一人だけ定時で帰って動画を見て学んだのです。

そりゃ初めは、え?もう帰るの?って目で見られました。でも一週間もすればこの人は定時に帰る人なんだなってなりました。

だから僕は他の社員と同じかそれ以下の労働力で副収入作りをしていました。
その結果ぼくは「お金について発信しよう」と決めました。

理由はぼくがFPの資格をもっていたということ、貯金が得意だったこと、お金はみんなが興味のあることだと思ったことなどがあげられます。

マーケットやインターネット、時代のことなど厳密に言えばそのようなことも考えて選びました。
こうやって僕は「幸せなお金の使い方TV」という名前で5度目のユーチューブデビューを果たしました。
しかしこれで速攻成功するほどユーチューブはそんなに甘くはありませんでした。笑

とはいえ、これが今の「ゆとりの貯金論」の前身のチャンネルです。こうやって何度も挫折と学習を繰り返してぼくのお金の情報発信がはじまっていきました。

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