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映画感想 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

 楽しくて面白い映画には違いないのですが、以下の理由でこれまでの得られていた満足感は満たされませんでした。
◯続編があることで本作でお話は完結しないこと(最初から分かってはいるのですが)
◯本作の敵を強大に見せるために過去作のキャラを生贄にしたこと
◯展開がありきたりなのを隠すためのデコレーションがごちゃついていたこと

 3時間近い映画ということも加味して、最後まで飽きさせないというのは凄いことですし、そういう映画に対して不満を持つのはよろしくはないのでしょうけれども、鑑賞後に何か印象に残るような場面はあったかな、展開はあったかなと思い返すと、どれもうろ覚えになってしまっているという感じでした。勿論、私の問題と言われればそれまでですが。

 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』以降、イーサン・ハントという役や本シリーズに対し、俳優、そしてプロデューサーとしてのトム・クルーズの集大成を込めようとするようになった気がしています。それが今回は空回りしてしまったのか、それともPART TWOありきだったからなのか。PART TWOの公開は約一年後の予定ですが、楽しみに待ちたいと思います。

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