思うこと:広島県安芸高田市の今年の市長選について(その2)
私は石丸信者でも石丸市長派でもありませんし、石丸市長のやり方についても100%支持しているわけではありませんが、現状、石丸市長の取られた政策というか方法については、かなりの結果を残していると思いますし、それしか方法はなかったんだろうなとも思っています。
最近の石丸市長の言動等から、次期市長選挙には立候補しない方向に傾いているんじゃないかなと思ってきています。
勿論、石丸市長が立候補されても当選するかどうかは分かりません。日本国内というか安芸高田市以外での人気なら当選確実ですが、投票されるのは安芸高田市の有権者の方々です。狭い地域で個人同士、家族同士の付き合いが都心部よりも濃い環境下において、政策やそれまでの実績等で投票するというわけにはいかないのが現実でしょう。本来、そういうことはいけないことなのですが。
石丸市長が立候補しない、若しくは立候補しても再選されなかった場合、安芸高田市はどうなっていくのでしょうか。石丸市長はそういうことも見越して市の職員へ対応していく方法は伝えているというニュアンスのことを仰られていたと記憶しておりますが、市長が変わってしまうと、石丸市長になって変化があったのと同様に、また変化が起きるでしょう。それがいいのか悪いのか、どう転ぶのかは分かりませんが。
石丸市長でなくなったとき、先ず安芸高田市以外からの関心は一気に低下するでしょう。ふるさと納税やYouTubeチャンネル等からの収益もかなりの減収を余儀なくされるでしょう。1年もしないうちに、普通のどこにでもある過疎化が進む一地方都市という立ち位置に戻ると想定します。
若年層の閉塞感も、石丸市長時代と比較しての反動が大きいでしょうから、より強く感じてしまうと思われます。そうなると、高校や大学等への進学のタイミング、又は就職といったタイミングで更に若年層はいなくなり、老人による老人のための未来のない市政が繰り広げられ、財政破綻していくことでしょう。
おそらく石丸市長が望んでおられることは、自身が市長でなくても(立候補しなくても)市の未来を考えてくれる若者が政治(市政)に参画(関心を持つというレベルではなく)してくれることだと思いますが、個人的にはその土台はまだできてはいないんだろうなと思います(というか、日本という国でそういう土台が作られていませんしね)。できないにしてもその筋道を立てるまでにはもう一期は必要なのではないかと考えます。
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