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働きたくない(20代前半の頃)

 この気持ちは子供の頃からずっとありました。働くことへの恐怖、と言い換えてもいいかもしれません。そんな気持ちを抱えたまま、働かないといけない年齢は自然と来るものです。

 最初に就職した会社は業界新聞社でした。映画関係の仕事に憧れ、途中で音楽に惹かれた自分としては、適度にクリエイティブな残り香を刺激されるような仕事でした。

 規模は小さく、よく言えば少数精鋭であったので、取材に行ったり、原稿書いたり、校正したり、編集したり、営業したり、経理や庶務関係のお手伝いをしたりと、色々と経験させていただきました。これはその後の私にとっての基礎、柱となり、こういった幅広い経験ができたことに大変感謝しております。ありがとうございました。

 特に会社に不満があったわけではないのですが、業界新聞社は営業が大事であり、将来的に営業の比重が高くなるだろうと予想され、私は営業には向いていないしやりたくないと考えていたことや、会社のこの先への不安(ごめんなさい、今でもその会社はしっかりと活動されています)、そして働きたくないという気持ち(これが一番大きいのですが)から、2年半ほどで自主退職しました。特に次の職へのアテもなく。

 今から考えると本当に軽い気持ちで会社を辞めたなと思うのですが、それはこの先もずっと同様に繰り返していくことになります。

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