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個性的じゃなくても、いいじゃないか。

「あの人は個性的だ。」
「あの人は個性的じゃない。」

そんな言葉を当たり前のように使っていた自分ですが、ある日突然


”個性”、”的”、んん???


ってなったので、軽く文を書きたいと思います。

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そう思ったきっかけは、平野啓一郎さんの分人主義についての本を読んでいる途中です。(私とは何か 「個人」から「分人」へ

「分人主義」っていう言葉は誰かから聞いたことがあったんですが、「”本当の自分”なんて存在しない。あるのは、他者やコミュニティとの関係の中で生まれるインタラクティブな人格で、接している他者やコミュニティの数だけ人格があるのは当然だ。」という趣旨の内容は非常に興味深く、どんどん読みたくなってしまいます。
この話ばっかりすると脱線してしまうので、この話はここまでにしておきます。

その中で、読む手が止まったのが個性についての話。
「個性は誰にでもある。でもそれを社会に認めてもらえない人は苦しい。」というものです。

ここで「あれ?」ってなっちゃいました。
「確かに個性は誰にでもあると思う。でも、だったら”個性的”っていう言葉おかしくない?世界中みんな個性持ってるはずなのに、個性的な人とそうじゃない人がいて、個性的な人だけが成功してるの?」みたいな。

そこで辞書を引いてみると


人や物が、他と比較して異なる個性を持っているさま(デジタル大辞泉)


が個性的の定義らしいです。

ここでも「あれ?」です。
「”他と比較して異なる”?そもそも個性ってみんな違うくない?個性に優劣あるの?」みたいな。

まとめると、
①個性って何?
②個性的っていう日本語はなんかおかしくない?

ってことです。

まず①から。

自分は、”個性”っていうのは、その人の経験・性格・考え方などあらゆる要素の掛け合わせだと思ってます。だから、たぶん形容・言語化不可です。


そして、その一個下の概念として「ポジティブ」とか「我慢強い」みたいな要素があると思ってます。この段階だったら、個性かぶりまくりです。”ポジティブ”な人、世界に数億人います。


でも、「こんな人生を歩んできて、その結果ポジティブになったし、かつこう考えるようになったし、こういう風に生きていきたい。だから今こうしている。」っていうのがその人の個性です。これは絶対かぶることがないと思います。生まれてから全て同一の経験をしたとしても、異なる個性が出来上がると思います。


そういう風に考えると、「誰にでも個性はあるし、それは何一つとして同じではない。」っていうことの意味がわかります。そりゃそうでしょ、みたいな。

ほんで、そこに優劣つけることの無意味さがわかります。別にその人のあり方に良いも悪いもありません。その人次第です。



次に②です。

まず、個性的な人ってどんな人だろう?っていうところから考えていきます。


例えば、山田孝之。笑
イケメンの日本人俳優、だったら他にもたくさんいるけど、それに加えて演技力、髭、飄々とした性格...などなど”掛け合わせ”が非常に多いです。


あとは例えば、ホリエモン
彼も、起業家、実業家、グルメ、東大中退、前科歴などなどたくさんの要素を持っています。どれも単体だったら日本にたくさんいるけど、たくさんの肩書きや能力、そして彼らの人生やキャラクターがかけ合わさって彼らをいわゆる”個性的”な人にしています。


この二人に共通するのは、

①たくさんの要素を持っていること

②一般のイメージがほぼその人の素であること

です。

だから、大事なのはしっかりと自分のことを理解すること。そして、その要素を隠すことなくどんどん発信すること。だと思います。

他の人から見て、「この人はこういう人だ。」って言うのがわかりやすくなればなるほど、その人はいわゆる”個性的”になれると思います。


だから結論、個性的っていう言葉って、辞書がいう「個性(が他と異なる)的」じゃなくて、「個性(がわかりやすい)的」なんですね。

っていうか究極、本当の自己=他者から見るイメージな人だと思います。

キャラ作ってる人で、本当の意味で”個性的”だと思う人いないです。

だって、個性=誰しもが持つ=世界に一つしかないんだから、その個性がわかりやすくなればなるほど、その存在がユニークなものになっていくのは普通ですよね。


でまぁここから言えるのは、「(世間が思う)個性的になろうとする」のはめっちゃ無駄ってことです。好きなように生きていればそれが自分の個性になるし、いつのまにかユニークになると思います。(知らんけど)


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長々とどうでもいいこと書きました。


ついでに言うと、自分が持ってる要素を書き出してみると、どんな人でも「自分めっちゃ個性(の要素)持ってるやん!」って言うことに気がつきます。超ポジティブになれます。笑


その中で、今うまく発揮されていないもの、自分が隠しているものをうまく見せられれば、いわゆる”個性的”な人にもなれるかもしれません。


あと、その要素の中で自分が無理やり演じているものや、今必要のないものにはこだわらないほうがいいと思いました。これは自分自身の経験からそう思います。

あとこの文は、ホリエモンのこの本にめっちゃ影響受けてます。笑

特に要素のくだりはほぼパクりです。笑

若造の戯言なので、どんどん意見欲しいです。

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