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「モチベーション革命」

達成、快楽、意味合い、良好な人間関係、没頭


この5つが人間の欲望である。
昔(高度経済成長期〜バブル)では、最初の2つ(達成、快楽)が重視されてきたし、それを求めて働く人が多かった。というのも、

「会社における達成」=「目に見える社会貢献」

であったし、その対価としての快楽もわかりやすかったからだ。
しかし、近年では後の3つを重視する人が多くなっている。生まれた時から、「全てがある」のだから、「これから何かを達成しよう、欲しいものを買おう」という気概にならないのは至極当たり前である。

筆者はこれを「乾けない世代」という。

乾けない世代は時として、上の世代から「熱意がない、尖ってない。」と言われてしまうが、この世代にこそできることはある。
現代で、このような乾けない世代が価値を発揮するには、「偏愛」が重要になってくるのだ。つまり、「自分が好きで、心をすり減らさずに没頭できるようなもの」が「社会(誰か)の役に立つ」時に価値が出るのだ。この「好き」という感情はAIにはないので、時代を生き抜くエッセンスとなる。

また、そうした「個の違い」、「偏愛」を生かしてこそ、強いチームが生まれると筆者は述べる。ストレングスファインダーを用いたワークなどいくつかの具体例が挙げられていたが、肝心なのは

チームメンバーが自己開示をして、その強みや違いを言語化することで理解し、それを信頼することだ。

その時にその人がプロジェクトに取り組む「動機(WHY)」と、プロジェクトが立ち上がった(目指すべき)「動機(WHY)」を重ね合わせることも重要となる。


最後に、この世代が現代で働いて行くために必要なこと。
それは、「生きがい」を見つけること。


図の4つが重なる部分が生きがいであり、これを見つけられれば

「自分の好きなこと、得意なことでお金が稼げて、生活できる」

という状態になる。


これを見つけることはとても難しいが、そのために必要なのは「発信」「没頭」である。
まずはやはり、それにしっかりと時間をかけてみること。そして、ダメならばどんどん違うことに挑戦していくことも重要である。その過程で、「自分の好き」を発信して、他者に受け入れてもらえたり、感謝をされることがあればそれは「生きがい」への第一歩である。自分の好きと、コミュニティ内でのニーズが一致した瞬間だからだ。

そして、それを目指す中で忘れてはいけないのは、図の4つの要素のバランスが取れたところに「生きがい」があるということである。好きに没頭しすぎて、社会に必要とされずお金が稼げなかったら意味ないし、逆にお金は入るが好きでないことも意味がない。

この4つが一致する「生きがい」を見つけていくことを目指すべきである。

<思ったこと>

「偏愛」が価値になることと、「生きがいに関する図」で少しズレを感じたが、特にこの生きがいに関する図は自分の中ですごくピタッときた。得意・好き・社会的価値・ビジネス性の4つのバランスを意識してこれからの仕事を選ぶのめっちゃ大事な気がする。

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