勘違い

山の奥を車で走っててたまたま見つけた壁に豪快な絵を描いたなラーメン屋。 

車を停めて中に入る。11時であったため、ラッキー。お客さんは一組しかいない。

メニューを開く。豪快で凝ってりとした豚骨だ。

とりあえず普通のラーメンを注文する。

Googleマップにお気に入りのマークをつける。

5分もせずにラーメンがやってきた。

ちっちゃ。

メニューの写真は1.2倍くらい大きい。

スープを啜る。

うっす。

ちぢれ麺を啜る。

やはり薄い。

カットする前の木耳のような薄い焼豚と救いのほうれん草を口に頬張る。

いや、まてよ。ちぢれ麺だから味が絡まないのかもしれない。

ストレート麺を替え玉した。

やはり薄い。

スープを全部飲み干した。

底には“感謝”と書いてあった。

いや、美味しかったからではないのです。

薄かったから全部啜ったのです。

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