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ジャンク品

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安く正常に動くものを手に入れる。壊れていても直して使えるようにする。ジャンク品(主にPC)の面白さをお届けします。
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記事一覧

【電子辞書でLinux】Brainuxをインターネットに繋いでみた。(その2)

以前、電子辞書・BrainでLinuxを動かした話、そしてインターネットに接続した話を書いた。 この投稿では、公式Wikiで紹介されているUSB Ethernet Gadgetによるインターネットの接続方法に従って、Brainuxをインターネットに接続できた。これによって、パッケージのアップデートができたり、SSHを通して使い慣れたキーボードを使えるようになったりするなど、できることの幅が広がった。 USB Ethernet Gadgetによる接続のデメリットところが、こ

【電子辞書でLinux】Brainuxをインターネットに繋いでみた。

以前、電子辞書・BrainでLinuxを動かしてみた、という話を書いた。 この投稿のあと、実は結局普通の辞書として使っていた。 理由は、コンピューターとして使うにはあまりにも遅すぎるからだ。これは、1コア1スレッドのARM第5世代MPUに、128 MBのRAMというスペックなので致し方がない。 しかし、せっかくLinuxを使うつもりで入手したのだからということで、久々にBrainuxをインストールしたSDカードを挿し込んで起動してみた。 ついにインターネットに接続前々か

今度は7年前のジャンクMacBook Airを購入した

我が家にはMacBookがすでに2台ある。 MacBook Air (11-inch, Late 2010)と、MacBook Air (M1, 2020)だ。 私のnoteではたびたび登場してきたこの2台。 Late 2010はスペックとしては2022年現在常用に耐えないが、伝統的なシルバーに小柄な筐体が好きで手放せない。一方のM1は、スペックとしては文句の付けようがないが、Proに似た筐体が私にはどうも馴染まない、ということに最近気づいた。 そんなことを考えていた今日

"TAGAME-PC"〜CPUガチャとジャンク品で自作PC〜(その2)

こんにちは。なかのさんです。 引き続き、CPUガチャでゲットしたCPUと、ハードオフで集めたジャンクパーツで自作PCを作る企画をお送りします。 前回入手したのはCPU本体のみでしたが、後日ハードオフに行き最低限必要なパーツを揃えてきました。 今回の投稿では、これらのパーツを動作確認しつつ、スペックを見ていくといった感じです。 パーツ紹介CPU:Celeron 430/500円 前回入手した、タガメサイダーにくっついていたCPUです。 今回の企画の主役。 マザーボー

【ジャンク】Apple Mighty Mouse、330円。

先日、ハードオフにて入手しました。 AppleのMighty Mouse(マイティーマウス)。2005年〜2009年までAppleが製造していた、マルチボタンマウスです。 (2005年当時のプレスリリース) USB接続のものとBluetooth接続のものがありますが、今回入手したのはUSB接続のものです。ハードオフのジャンクコーナーにあるマウスだらけの青箱にて発見。お値段は330円税込。 こちらのWebサイトによれば、2006年と2007年を境に前期型と後期型に分かれ

"TAGAME-PC"〜CPUガチャとジャンク品で自作PC〜(その1)

こんにちは。なかのさんです。 先日愛知県の名古屋市に用事があったため、大須にあるパウさんというパソコンショップに寄りました。 ここはさまざまな年代の中古・ジャンクのパソコンやパーツを扱う、パソコン専門のハードオフのようなお店です。時折CPUガチャといって、中身がジャンクのCPUになっているガチャガチャを設置していることもあるなど、名古屋のジャンカーにとってはまさに聖地なのです。 私もCPUガチャをしてみたいと思いつつも、今までパウさんに寄った際に設置されているのを見たこと

電子辞書・BrainでLinuxを動かしてみた。

先日、とあるリユースショップを探索したところ、あるものが目に飛び込んできた。 SHARP製の電子辞書・Brainだ。 Brainといえば、裏でWindows CEが動いていることで有名で、古くからツールを使ってそのWindows CEを表示させるハックが行われてきた。実際私も高校時代にBrainを持つ後輩に依頼され、このハックを使ったことがある。 電子辞書がコンピューターになる。そのロマンに痺れた方々が積み上げてきた、Brainに関する膨大な情報がインターネットには転が

Windows VistaのRC1を使ってみた。

こんばんは。なかのさんです。 およそ1か月ぶりの投稿になります。今日は久々にジャンクネタです~! 最近、父親からこんなものを譲り受けました↓↓↓ Windows VistaのRelease Candidate 1のインストールディスクです。Release Candidate=リリース候補版ということで、正式版のリリース前にテスト目的で配布されるバージョンです。見た目からして、雑誌か何かに付録としてついていたものでしょうね。 中身はこんな感じ↓↓↓ Windows V

高校生がフロッピーディスクドライブを買った話。

こんばんは。自称ジャンカー・なかのさんです。今日はジャンクの小話をしたいと思います。 私の部屋には、りんごジュースの段ボールが置いてあります。2L瓶が2つ入るサイズの段ボール。今は私のパソコン関連Boxと化しています。 以前の記事で紹介したOffice XPのインストールディスクも、この段ボール箱に入ってました。 久々に箱を開けて取り出して見たのは、フロッピーディスクと外付けUSBフロッピーディスクドライブ。今から5年ほど前、私がまだ高校生の時にハードオフで購入したもの

私が2020年に今さらジャンクのiPhone 7を買った理由

こんばんは。自称ジャンカー・なかのさんです。 、、、と毎回名乗りながらも、最近は新品で購入したM1 Macの話ばかりでジャンク要素ゼロでした😓 今日は久々にジャンクの話でございます 私はジャンク品のスマホを使っています。 2020年春に大須で購入したiPhone 7の128GBモデルです。 なんでジャンクのスマホを買うに至ったのか。それは、費用を抑える必要があったためです。 購入までの経緯購入までの経緯を詳しくお話しします。 今やほとんどの人がスマートフォンを所有

「中古」のEarPodsを買ったら……

12月31日訂正:初出時、タイトルの「EarPods」が「AirPods」になっていました。失礼しました。 先日、使わなくなったデスクトップPCや壊れたカメラをハードオフにて売却してきました。 ハードオフは自称ジャンカーの私にとっては聖地のようなお店です。ジャンク品は、金銭的に一抹の不安が残る私のお財布に優しいのはもちろん、修理の結果動作した時の達成感、ジャンク品の山から良品を見つけたときの興奮がたまりません。そういうわけで、私はジャンクで手に入れたMacBook Air

アツアツな MacBook Air を直す

これは、旧アカウントで 2020/10/08 08:04 に投稿した記事を、加筆修正したものです。 昨年末、大須でジャンクの MacBook Air を見つけて買った。今回は、その MacBook Air の CPU グリスを塗り直して、すぐアッツくなるのを直そうという企画。 くだんの MacBook Air について知りたい方は、以下の note をご参照あれ。 はじめに まずは MacBook Air のスペックを軽くおさらいしよう。 Late 2010 の 11

9年前のジャンク MacBook Air を購入したら……

出会い、そして購入この前、大須をぶらぶらしていたら、ある店の奥にジャンクコーナーを見つけた。初めて訪れた店だった。この店のジャンクコーナーにはかなり厚型のノートパソコンばかりが並んでいて、あまり触手が伸びなかった。ところが、その棚の一番右端に3台、ひっそりと並んでいるノートパソコンがあった。MacBook Pro が2台と、MacBook Air が1台。3台の大きさにはものすごい違いがあって、MacBook Air は11インチで、大きい方の MacBook Pro はたぶ