見出し画像

生かされて活きる〜講演家としての心根(こころね)〜

年明け早々、確かに刺激強めの毎日を送る中で、最近すごく身に沁みている感覚がある。それが、

(1人ひとりに届ける、ではなく)「1人に向かって届ける」でいいんだ。

というもの。

実は約4年前の団体発足以来、ずっと言われてきた言葉がある。


「1人でも多くの人に届けたい気持ちは分かるけど、ターゲットを絞って。
誰か1人”この人に届ける!”という人を思い浮かべてやっていく方が、結果的に全体に届くと思うよ」

それは、めちゃくちゃ優しい言い方だった。だけど…
めちゃくちゃ優しい言い方で言われても、当時は意味がわからなかった(笑)

「(本当は)ターゲットを絞りたくない」

そんな想いでいっぱいだった。
(多くの人に届く可能性に)自分から蓋をしてしまうような気がしたから。

そんな自分を振り返ってみても、今と変わらず口にしていた言葉はあった。

「1人でも自分の講演(授業)が響く人がいる限り、僕は活動を続ける」

それはライターとしても然り。

人それぞれに人生がある。生活にストーリーがある。
だとすれば、そこから受け取ってくれるものは絶対人によって異なるはずだ。

「ちがいも同じも真ん中に。」はそんな彼らに対しても僕が届けたい、共通のメッセージ。
1人に向かって届けることで、それぞれの物語にフィットする形で僕の心根(こころね)が浸透してくれたら嬉しい。

1人ひとりに伝わっていく最後の部分はお客さん自身に委ねてあげたい。それが僕の信頼なのかもしれない。きっと。

生かされて活きる僕が自ら選んだ講演家としての道。
望んだ道で望まれるようになるにはまだまだまた半ばだけれど、これからも

「ありのままの姿で、いつもとは違う気づきを。」

目の前の聞き手にそんな良質な時間をもたらせるよう、これからも精進していく。

それが、僕の講演家としての心根(こころね)。


いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。