見出し画像

僕らの役割はただ1つ。関わりのハードルを下げること

昨日、草加市の高砂コミュニティセンターで行われた「ふくらむフクシ研究所」主催のトークライブ。

「」のコミュニティには僕も昨年の9月から当日のワッショイ(※盛り上げ)要員として関わらせていただいています。紛れもなく良質なご縁を感じて。

行政の方もしっかり巻き込んでいるのが、このイベントの凄いところ

年明け早々、土曜の10:00-17:30という割と早朝かつロングなイベントだったにもかかわらず、各セッションを通して常時60-70名の方がいらっしゃいました。(日頃イベントを主催する1人として)この人数は本当に凄い!

間違いなく、これは心からのお世辞抜きで僕以外のゲストの方々が素敵だからかな。他のセッションを聴いているだけで自然とワクワクしてくるから不思議。

豪華なゲスト陣(※なんとその一角に…!)


しかし、今回はこんなふうにいつまでも他人事のようにゆっくりと余韻に浸っている場合ではなく、このトークライブのトップバッターとして皆さんに想いを届けるという大役を仰せつかってしまったのでした。
ブラインドコミュニケーターとして幅広い分野で活躍されている石井健介さんとのトークセッション。今回はそこに臨むまでの打ち合わせの舞台裏と、時間内ではお話ししきれなかった想いを僕の視点で簡単に書いてみることにします。

当日会場に来ることができなかった皆さんにも届きますように。

>石井さんと僕がともに出演したメディア(soar)の記事はこちら。

打ち合わせと本番のリアル


ブラインドコミュニケーターの石井健介さんと
(重量180kgの電動車椅子姿で壇上に上がって、無事スタート!)

1ヶ月前にオンラインで1度だけ行われた事前打ち合わせ。
ともに登壇しセッションで最高の聴き手を務めてくれた大森さんと、僕と同じ車椅子ユーザーのリュウガくんを横目に、初対面から丁々発止のやり取りで場を温めていく陽気な僕ら。石井さんとはそのくらい、伝えたい想いや温度、根底にある芯の部分が一緒でした。間違いなく通じ合っていました。

内心「本番はこれからやねん!」とツッコミたいくらい聴き手の2人を困らせてしまったことは確かな事実だけれど(苦笑)

それでも打ち合わせの終わり、確認できたことはただ1つ。

「僕たちの役割は関わりのハードルを下げること」

あえて着地点は意識しない(作らなくてもいい)。
参加者ありきでその場の空気感を何よりも大切に、フルオープンでいこう!

当日の僕たちはまさに丸腰で想いを届け、適度に爆笑を生み出したのだった。あっという間で最高の90分。
場を創ってくれたすべての皆さんに感謝。

もしも訊かれたら答えていたリアル

前日に実は送られてきていた対話の核心部分。
本番は宣言通り、楽しさとポップさを優先したのだけれど。

①活動の創り方(誰に相談してどう進めているのかなど)
→とにかく自分が「楽しい!」と思うことをやる。「何をやるか」の相談は特にしていない(アート分野以外)。ただ、支えてくれているメンバーにはしっかり報告するようにしている。

②障がいの有無にかかわらず、活動の中で苦労していること
→集客、活動の広げ方(※認知の方法も含め)、賃金交渉(※互いが納得する形)の3点。本当に障害の有無は関係ない!

③(逆に障がいがあるから)活動する上でよかったと感じること
→出向いた先ですぐに覚えてもらえる…これがすべて!(こちら側の記憶が大変^_^)

④社会と関わるハードルがぐぐっと下がったと感じた出来事や瞬間
→今回のようなイベントが開かれる現状、そこに来てくれる人がいるという事実、伝えられる・想いを語る場があるということ。
(※原点は大学…一緒に過ごし、笑い合うことの素晴らしさを知った。それらを友人たちから教わった)

⑤仕事と活動と生活の線引きやバランス
→ない(笑)…というか、もう考えていない。ラクをしようと思えばいくらでもできるのがフリーランスだが、(身体特性を考慮して)日々先回り。”タスク貯金”を作ることを心掛けている。遊びから仕事が、仕事から遊びが生まれることを実感しているので、去年くらいから境界線を作ろうとはしていない。

⑥今後の展望(なりたい自分と取り組んでみたいこと)
スキだらけ、突っ込みどころ満載の人間でいいと思い始めた(笑)その方が面白がってくれるから。
子どもたちや未来を創る若者たちと本音で対話(=全国講演&旅)すること。さらに現在は、スクールカウンセラーの資格取得にも興味がある。
いざという時に思い出してもらえる人、そしてもちろん(何事も)一緒に楽しめる人でいたい!と思う。

自筆のメモ(きれいじゃないけど…)

どうでしたか?
1人でも多く、自分らしく生きていける人が増えることを願っています。

セッションのグラフィックレコーディング

セッションに参加した方が描いて下さったグラレコを添えて。

いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。