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究極のイエスマン

今日は私が新卒時代にやらかした、究極かつ根本的な失敗談についてです。

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 昨日も書きましたが、入社した直後の私は自分の意見を主張することができませんでした。上司から振られた仕事はすべて、「できます」「やります」「やってみます」と答えていました。相手は私を気遣い、「できる?」と断る余地を残してくれているのに・・・。
 そこには、障害者であることを強烈に意識している自分がいました。「自分は障害を持っているから、1度仕事を断るともう2度と仕事が回ってこないのではないか
 本気でこう思っていました。

 周囲の人には「障害者」としての長野僚ではなく、「人間」長野僚を見てほしいと豪語してきたにもかかわらず、実は私自信が誰よりも、障害者としての自分しか見えていなかったのだと痛感しました。
 とにかく任されたことに全力で取り組んで信頼を得ていくしかない。そんな思いが私を「究極のイエスマン」へと駆り立てたのです。
 しかし、仕事をしていくうちに「1度できると引き受けて途中でできないと誰かに託す方が、よほど迷惑がかかってしまう」と気付きました。
 会社という組織はチームであり、それまで数々の経験をしてきた精鋭の集団です。苦手なことから逃げるわけではないのですが、私は幸運にも自身の苦手を補ってくれる人がたくさんいる職場にたどり着いていたのです。
 もしあの頃、誰かに託す勇気があれば全く違った“その後”が待っていたかもしれません。しかし、段々と自分を追い込み、やがて四六時中仕事のことを考えるようになっていきました。

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※写真は2019年12月。

”今”につながる初の主催講演会を行った時のもの。

今では自分で仕事を創ることも、仕事をいただくことも楽しんでいます。

いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。