日記

分かっちゃいたが、知り合いの誰もいない場所で僕に期待している人などひとりもいないのである。

かなり早い段階で気づいたが、僕はどうやら主役ではないらしい。この、分かりやすく相手にされていない感じよ、お前の名前はなんていうんだ。

まぁいいか。ちょっと疲れたので目を閉じる。

しかし本当にアウェイもアウェイだなぁ。面倒だけれど結局最後までその場所に居ることになった。

おそらくなにもしていなければあり得なかった経験だったので、それはそれで面白かった。

ただなんとなく、きもちわるかったな、あの人のまなざし、あのまなざしはお金を払っても見られないだろうな、まぁとにかくおもしろかった。

いまのところはおもしろかったということにしておこう。そう思う。


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