日記

内臓の調子が良くない。と、思うと頭痛もしてきて頭痛薬を飲む。体には良くないだろうなぁ、と思いながら症状に合わせて薬を飲む。市販薬だから、そんなに強い薬でもないんだろうけれど。ずっと眠い。昼休みに今日は昼寝ができた。ちょっと良い兆し。眠れているうちはなんとかなる。元気になってからいろんなこと考えようと思う。いまはいったん考えるのやめる。ちゃんとした答えを出すにはあまりにもいま自分の状態が異常。寒暖差もあるのか、体がいろんなことに対して若干拒否している。小説を書いたり短歌を詠んだりするのが好きなのだが、自分の人生を小説や短歌のように扱うのはよくない。最近、現実との境目があやふやになっていた。もしかして、創作そのものが持つ魔力のようなものをずっと見逃していたのかもしれない。正気を失いかけていたことに気づく。正気を失うとき、人は自分が正気であるか否かもすでに判断できない。おそろしいな。自分が正気を保てているか自己判断するには正気が必要なのだ。ということは、自分が正気を失ったらもう自分が正気かどうかさえ分からなくなるということだ。いまゆっくりと自分が正気を取り戻そうとしている気がする。しかしそれさえもさだかではない。正気というのは概念だから、行動を正気のときの行動にしたほうがいい。冷静で、穏やかな気持ちのときにする行動を思い出して、ひとつひとつ間違えないように選ぶ。ああよかった戻ってこれて。頭のなかがずっと止まらないジェットコースターに乗ってるみたいになっていて、それがこわかった。人間と会って話すのは楽しいが、僕にはたぶん刺激が強過ぎる。僕は同時に呈示された情報をうまく切り分けることができない。たとえば煙草の煙と一緒に誰かと楽しい話をしたとする。僕は煙草を吸わないが、煙草の匂いと会話の楽しさが混じる。そしていつの間にか煙草の匂いは誰かとの楽しさを予期させる。初歩的な心理学の発見の話だけれど、やっぱそうだよな、と思う。

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