日記

お腹の調子が悪いので朝ごはんを食べる勇気が出ない。無理して食べてお腹を下しても仕方がないから食べないで家を出る。今日は同じ人から何回も電話がかかってくる日。違う人が交互にかけてくるから別々にひとりずつ喋るみたいな時間があって、なんかうけた。電話は出れる人が出るみたいなの、なんか出ると損だなーと思う。電話をたくさん出たからってなんも評価されてないから。10本出たら1万円くれたらいいのにな。そしたらみんな出るようになる。たまに次になにを話すのか予測が難しい喋り方を電話でする人がいて、そういう人の電話を取るとどっと疲れる。この要件で電話したんですが、これについて聞きたくて、あれってこうですか、みたいな、せめてそういう順序で分かりやすい話し方をしてもらえるととても安心する。というか、安心できない話し方をする人はたいがい大変な要件を抱えて電話してきているので身構える。たぶんこれ手間がかかりそうだ、とすぐに分かる。電話している本人がよく分かってないから、余計。しかしなぜそれを事務所の電話にかけてしまうのだろうと思う。僕だったら(一緒に訳わからなくなって終わりではないか)と思うのだが。僕は訳わからない話を訳分からないふりをして聴くことにしている。分かったふりをすると、彼らはぜんぶやってもらおうとするから。もし引き受けて、こっちだって分からないなりに調べようとするけど、それを(なんで分からないの)みたいになるのが嫌だ。分からないよそりゃあ、と思いながら一緒に分からないなりに手を取り合ってやれる人ならいいけど、そういう人は最初からそういう姿勢で来てくれる。そうじゃない人にそういう姿勢で話を聞くと火傷する。大火事だ。家事を起こしても誰も得しないし、だいたいそういうのは頼むところが間違っているか、順序が違うかだから、たぶん僕のところに来るのは違う。そう、僕のところってなんでも窓口だからなんでも来ちゃう。それを選別するのも仕事だなーって思う。この前、「近所なんだけどうちの洗濯機壊れちゃって見に来てくれない?」って全然知らない人から電話がかかってきたからびっくりしちゃった。ごめんなさいうちはそういうのやってるお店じゃないんです、って言った。ほんとうにやってないから。やってないことを「やるでしょ?」って雰囲気で言ってくる人、結構いる。昔はそれによく飲み込まれてたけど最近はもう「分からないです」って言える。だって分からないから。なんでそれをやってもらえるって平然と思えるその心が分からないから。

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