日記

盛岡で岩手山を眺められる展望台があって、朝はそこへ行った。6時に起きるつもりだったが5時に起きた。展望台には日の出から開いている喫茶店があり、そこで朝ごはんを食べることにする。展望台へ行くと、霧。濃霧で街並みさえもよく見えない。すごい霧だ。それは幻想的で、これはこれでおもしろいなと思いながら喫茶店の窓から霧が晴れてゆくのを見ていた。8時半ごろ、霧が晴れて岩手山が見える。雲が左半分にかかっていて、まるで山の半分が雲でできているみたいだった。喫茶店は8時で閉まってしまうので8時からは霧が晴れるまで展望台でずっと見ていたのだが、すきな音楽を聴きながら山を見ていたら涙が溢れてきて、なんだったのだろう、このために生きていたのかもしれないな、と思って、それから途端にもうここで人生が終わったほうがいいような気がした。これを書いているということはまだ人生が続いている。ホテルに一度戻って仮眠。チェックアウトしたあと、川沿いを散歩していた。途中、お腹が空いてきて喫茶店に入る。本を読み終えたところで店を出て、また川沿いを散歩。盛岡へ行くとだいたい喫茶店に入るか川沿いを散歩してるかしていて、これに一緒に来てくれる人はたぶんいないな、と思う。お土産を買ったあと好きな本屋に寄った。早めに帰路に着いたのだけれどまだ帰る途中。運転、疲れた。

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