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日記・夢を見たい、『街の上で』を見た。

 映画『街の上で』を見てきた。上映前にパンフレットを買って、映画を見終わった勢いでTシャツを買った。


 『街の上で』。今泉力哉監督の作品だ。下北沢を舞台にした映画で、2019年の下北沢映画祭で先行上映を行っていた。その日は台風が直撃していたかその前後だったことを覚えている。新型コロナウイルスの影響を受け、1年延期しての公開だった。

 もし誰かが見るとしたら何も知らないまま見てほしいので、作品のストーリーには触れないままにしておく。僕の好きな雰囲気をまとった作品だった。

 この作品の登場人物の中で好きな人物ができてしまって、城定イハというキャラだ。中田青渚さんが演じている。映画のフライヤーにも写っているのでこれは話しても良いと思うが、この映画には4人の女性が主要なキャラクターとして現れる。

 城定イハはその中の1人だ。なんとなく生き方が好きだなぁと思った。映画の登場人物を好きになることはあまりないので、好きだと思うのは相当好きだという証拠かも知れない。

 いい映画を見てなんだかとてもいい気分になってそのままいつものカフェに飛んで行ってしまった。映画の余韻をそのカフェで味わいたかった。

 上映前に買ったパンフレットをカフェで眺め、いい映画だったなぁ幸せだなぁと思いながらイチゴタルトを食べ紅茶を飲み、パンフレットを見終わると今週届いた工藤玲音さんの短歌集を読んでいた。

 カフェには本が置いてあって、偶然読みたいと思っていた本を見つけてしまってまた幸せを重ねてしまった。幸せを畳みかけられると理性が飛びそうになる。即決でその本を買う。

 こんなに幸せな日には「この日の為に生きている」と思う。そう思うようにしている。今日こそが現実でそれ以外は夢か悪夢だ、きっとそうだ。

 最近悪夢を見ることが多い気がする。夢を見たい。

 

 

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