日記

誕生日だった。同郷?と言ったらいい分からないが三浦春馬さんと同じ誕生日。彼は30歳で死んだ。仕事が少し慌ただしい日。へんな電話を取るたび(誕生日、だったよな)と思い出す。誕生日だからって人は無敵ではない。でも無敵ってことにして生きてみたい。やりたいことをやりたいようにやる。無敵。やりたいことをやりたいようにやって、それで孤独になってしまったとき、うれしいだろうか。分からない。三浦春馬さん(親しみを込めて、春馬くんって呼びたい)が亡くなったのはコロナ禍がはじまったばかりの梅雨、4年前になる。もうそんなに経ったか、と思う。亡くなった翌日、梅雨の晴れ間だった。あの日の嘘みたいな晴れ。通勤の道から見える山の桜がどんどん咲いてゆく。自分があとどれくらい生きてゆくんだろうとか、そのなかでどんなふうに生きてゆくんだろうとか、それは不安っていうよりは、物語の続きを待っているような感覚がある。どこかで自分の人生を物語みたいだと思っているところがある。個人的にけっこう面白いと思っている。

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