日記

日の出がかなり早くなっているのを感じる。起きる頃にはすでにとても明るい。昨夜、みんなで舞台の配信を観たのが楽しかった。体には見た目があるから不便だな。その点、言葉だけなら発する人の見た目は見えないからいいなと思う。会って喋ったらそれは僕の体を避けられないし、だったら言葉だけでやり取りできたらいい。人と会って、ほんとうに話したいことを話すとき、自分は相手のことをほとんど見ていないことに最近気づいた。相手が自分の言葉にどんな反応をしているのか見ている余裕がない。目は開いていてもなにも見ていない。目のなかへ光が入ってくるだけ。会っているのに書いているようだと思うし、そういう状態で自分の話していることがほんとうだと思う。今日の仕事はうっすらと慌ただしく、とはいえまだ閑散期なのでゆったりと時間が流れている。少し肌寒いが春はこんなものだった気がする。日差しが気持ちよさそうで何回も日を浴びにゆく。タバコ吸いの人がタバコを吸うようなものだ。気持ちよさそうな日差しは浴びずにはいられない。うちら、日を浴びるんだけど一緒に行く？　みたいな。