日記・カレー食べたい
お腹が空くとなにも考えられなくなる。
冬、外の気温に合わせて厚着しているのに、部屋がやたら暖かい場所に行くとなにも考えられなくなる。
冬、マスクをして、建物に入ると眼鏡が一瞬で曇って視界が悪くなるとなにも見れなくなるとなにも考えられなくなる。
これはとにかくお腹が空いている時に書いているものだが、不思議となにも考えられなくなる状況だけは考えられる。空腹のときにしか書けないことだ。
僕が空腹になるといいことがまったくない。夜、眠る前に限ってお腹が空く。眠れない。空腹感は眠ろうとすればするほど無視できない強さになっていく。
仕方なく布団から出てなにかを食べる。あるいは飲む。そういうときにホットミルクはとても良い。空腹で眠れなくてホットミルクを飲むとだいたい眠れる。
お腹が満たされているとき、空腹のひとつやふたつ、なんてことはないと思い込んでいるが、いざ空腹になると話が変わってくる。崖っぷちに立たされないと分からないらしい。
幸い、空腹でなにも食べるものがないという日を未だ経験していない。たまたま冷蔵庫になにも入っていないとしても、買い物に行けばなにかにありつける。
だからこそ余計になんてことはない日々の空腹が辛いのかもしれない。
ああ、いま思い立ってしまった。カレーを食べよう。でっかいナンがお皿から溢れたカレーだ。あれを食べるにはしっかりと空腹にしてから行くべきだ。
日記を書いているうちに夜ごはんが決まるなんて便利な日記だなぁ。カレー食べたい。
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