日記

できた本を横浜へお届けに行く。勢いのままに体を行きたいところへ運ぶのが得意になったのはディズニーランドのお陰だなぁと思う。コロナ禍前の半年間だけ年パスを持っていて、好きなタイミングでディズニーランドへ行っていた。ぱっと思いつきで行くときもあれば、なにかから逃げたくて行くときもあって、そのお陰で身の軽さは身についた気がする。勢いで体を運んで後悔したことはない、と思う。それか、後悔なんてちっぽけで、勢いで体を運んだお陰でよかったと思うことのほうが圧倒的に大きい。たまに「フットワーク軽いんですね」と言われることがあって、それは好きなものや、行き方が分かっている場所については軽いけれど、好きではないものや行き方の分からない場所にはすごく重い。でも、行きたくない場所まで行っちゃうような体じゃなくてよかったと思う。自分でもちょっとやめたほうがいいんじゃないかって思うくらい、好きなところにはどんどん行っちゃうし、それを止められなくて、でも冷静になって、それってちょっとやばいかもね、と思う。行く先には人がいるので、その人が嫌だと思ってないか慎重に考える。訪れる人を拒否できない関係ならなおさらで。よい関係でありたい。訪れてくれることが嬉しい人とは僕は相性がいいと思う。あんまり来られると引いちゃう人とは相性が悪いと思う。僕は感覚が鈍いほうなので気をつけなくちゃいけない。それで、今日は横浜と東京へ行き、本を届けて帰ってきた。こういうの、好きだな。こういう仕事があったら、向いてるかもな。少しだけ勘違いしそうになる。僕は好きな人とか会いたい人のところにしか行けないのだ。これは仕事ではとても困るだろう。裏を返せば会いたくない人に会うのがいちばんつらい。そんなことしたら好きなことまで嫌いになっちゃいそうだ。だからまぁこれはこれで、楽しいということを忘れないでいたい。しかしただ、思うけど、なんで仕事って一緒に仕事したい人とだけ仕事できないんだろう。でもそれって、相性の悪い僕のことも誰かが容認してくれてるって意味でもあるしなぁ、なんて考えちゃう。そりゃ僕だけが心地良いってのもおかしな話だよね〜。

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