日記・出来事の層
悪い出来事があった時になにかと比較したくなるのはなんでなんだろう。
自分の今までの出来事の中で比較したり、あるいはどこかの誰かと比較してみたりする。あれよりはマシだと思ったり、これよりは悪い出来事だなと一喜一憂する。
きっとショックな出来事に対して把握しようと試みているんだろう。出来事をそれそのもののまま受け止めるより、何かと比較してようやくその出来事の立ち位置が分かる。
出来事そのものが変わる訳ではないこの行為にかなり救われる。だからきっと出来事そのものに苛まれるのではなく出来事をどう捉えるかで苛まれたり楽になったりするんだと改めて思う。
起きてしまったことには手を加えられない。後から行為を足すのみしかできないし、それによって生じるのは出来事の変化というよりは出来事の積み重ねなんだと思う。
その出来事の重なった層がどういう形を成すのかが重要なんだろうと思ったりする。よく分からないけど。
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