日記

強い孤独を感じるときは誰か自分以外の特定の他人を思い浮かべるときかもしれないなぁと思う。ひとりでいることに集中してたら、孤独とかわりとどうでもよくて、まぁ誰か他にいたらいいなと思うことはあるかもしれないけど、そこに特定の誰かが思い浮かばなかったらそこまでさみしくはない、気がする。ま、ほかに誰もいないしなぁ、という感じ。どっちにしてもひとりでいることには変わりないけど、なんかそういう種類の孤独もあるなぁ。昼間にゆっくり桜を見ることなく桜が散ってゆく。ほなさいなら。桜の木だけはぱっと見ですぐ分かるからたまにこわい。うわ、あれも桜だ。緑をかき分けてピンク色だからすごい。この時期だけ知らない世界に来た気がして、なんにも集中する気にならず、手でやってることと頭で考えてることは全然違ったりする。数字を打ち込みながらあの人の葬儀は出てみたいよなぁと考えている。葬儀に出るってことはその人より長く生きなきゃいけないのか。キーボードをパチパチ。気もそぞろに、誰かの死にざまを想像している。これでもずいぶん真面目に仕事している。最近、感情に時間の要素を足して考えるのが楽しみ。なんであんなに好きだったもののこと、もう好きじゃないんだと思う?とかね。分かりやすいのはそういう感じ。いま感じてるものに時間をふりかけたらどんな感じだろうって、経過していない感情に過去と未来を付与したら、こーれはおもしろいね。想像、っていうより、電子レンジかな。自分のなかに感情をレンチンする機械、作ってる。タイムマシン?かも。感情を過去と未来にむかってにゅーって引き伸ばしてみたりする。だんだんよく分からなくなってくるけど、それが感情に時間をふりかけるってことかもしれない。だって感情って時間が経ったらよく分からなくなる。感情を巻き戻したり早回ししたり、一時停止したり。これはビデオデッキってことかな。最近、そういうことにハマってる。けっこうこれは本気。

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