日記

いつもはそんなことはないのに、盛岡のホテルの部屋がやけに暑く、暑いというか湿っぽく、除湿にするが湿度は取れず、とはいえちゃんと真夏に泊まったことはなかったので、これが盛岡の夏か、と妙に納得して朝早く起きてモーニングへ行こうと思ったリーベという喫茶店は臨時休業。旅あるあるだなーと思いつつ、朝ごはんを食べられそうなお店を探す。新しくなったバスターミナルに福田パンが併設されているらしく、そちらへ向かう。おいしいと噂の福田パンを繰り返し盛岡へ行く中でまだ一度も食べたことがなく、良い機会を得る。平日の朝の盛岡には通勤の人々がたくさん歩いていて、あーやっぱりここは生活とともにある街だなぁと思う。観光地の演出に凝った街じゃなくて、僕が住んでいる街とあんまり変わらない生活があって、そういうことを感じるのが楽しい。作り物ではない感じが嬉しく、盛岡はいつも本物を見せてくれている気がしている。ごみ収集車が道路を横切り、あ、そっか、この辺りは月曜日がごみの日なんだ、みたいな、日常がちゃんとあることを感じられて嬉しかった。盛岡にもごみの日があります。当たり前だけど。僕はなんだか観光地の演出みたいな綺麗さがちょっと苦手だ。そもそも盛岡は多分観光地ではないと僕は勝手に思っているけど、何度訪れても気持ちいいし、なにより川沿いをぶらぶらするのが大好きだ。

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