Metaverseプラットフォーム立ち上げます。
皆さんこんにちは、OASYS の松原です。
3年くらい前から主にgumi Cryptos、フィナンシェやdouble jump.tokyoとして活動してましたが、2021年10月から、シンガポールに設立したOASYS.PTE.LTDの取締役として、上場企業の中の守られた立場から、独り立ちしていくことになりました。
自分の事を説明しながら、なぜ今、何をやるのか書かせていただきます。
・簡単な自己紹介
1988年長崎市生まれ(32歳)、高校まで長崎です。大学は立命館APUという留学生半分の環境で、iPhone登場と韓国勢の台頭と日本勢の衰退を横目に過ごし、3回生でリーマンショックが起きたので、IT分野の成長と金融の爆発力を目の当たりにして、Fintech関連で生きていく事を決めて東日本大地震の頃に社会人になり、10年経ちました。
1.Fintechベンチャーで3年くらい過ごして、1年インドで営業修行(駐在)
2.アクセンチュアで約4年間証券会社のプロジェクトに従事
3.gumi Cryptos/フィナンシェ/ブロックチェーンコンテンツ協会/double jump.tokyoでブロックチェーン事業を3年程
が大まかなキャリアです。
・ブロックチェーンとの出会いと衝撃
関わりは割と遅く、2017年に初めて触れました。交換業が金融庁監督下になり、知人が第1号を担当していたのがきっかけです。直後にコインチェックショックで衝撃を受け本格的に勉強を始めました。
当時アクセンチュアにいて、金融機関担当でしたので、海外拠点でのPoC事例など社内で豊富に共有されており調べるうちに、既存金融では専用線でしか行われていない価値の移転がインターネットを通じて行える事に身震いを感じ、既存金融の仕組みの改善の仕事から、新しく価値を生み出す側に回りたいと思い少しづつ動き出しました。
プライベートで金融に留まらないユースケースを外部の方と議論したりするうちに、どうも仮想の世界の価値の移転が一番大きいという自己結論にいたり、過去の例でセカンドライフ研究の第一人者の先生にお話を聞きに行ったりするうちに、当時は環境的に仮想世界がワークしなかっただけである事がわかり、ブロックチェーンから始まるVRやゲームとの可能性を確信し、次に移る事を決意しました。
・國光さんとの出会いとブロックチェーン事業2つの立ち上げ期
ブロックチェーンで事業をやりたいが、立ち上げた経験もなく悩んでいた時期に、友人に紹介いたいだいた経営者の方に「人の褌で事業経験積んだ方がいいし、でかいビジョナリストの下にいれば何か見つかるよ、俺も球団立ち上げでM氏の下で勉強したし」とアドバイスいただき探していたところ、for Startupさんに当時gumiの代表であった國光さんを繋いでいただき、まだ会社すらなかったフィナンシェの構想を聞きながら採用頂きました。
VR/ゲーム、ブロックチェーンど真ん中のビジョナリストなんて日本で一人しかいなかったのですごい偶然だなと思います。
1.フィナンシェ立ち上げ期
個の時代に株式会社"個人"のプラットフォームとして、トークンベースのインセンティブとコミュニティによる新しいSNSをコンセプトに、様々なケースを見据えて直接、金融庁に出向いて説明したり、監査法人と整理したり、海外の弁護士事務所とSECなどを意識した整理など国内外の法律、会計処理などの確認を整え2019年3月無事ローンチに至りました。
2.株式会社gumi Cryptos立ち上げ期
サンフランシスコに拠点を置く、クリプトファンド gumi Cryptos Capitalを運営しており、日本発で海外に拠点を置くクリプトファンドは他になかったので、海外と日本のブリッジを事業として行う事にしました。
単体の収益化よりもまずは、ファンドのグローバルなバリュー向上を狙ったものでした。
世界の有力プロジェクトを優先的に日本に持ってこようと距離的にも近しいアジアから始めNEO/ONT(中国)とパートナーシップを組み、Klaytn(韓国)はコンソーシアム型のノード運営に参加しました。
NEO/ONTは日本におけるパートナー構築や、Ontologyに関して国内取引所への上場支援を行い、申請から約1年半かかりましたが実績も作ることができました(Decurretへ上場済)。発表していない具体的な支援プロジェクトは言及できませんが、オンラインミートアップの開催など含めて多数の日本進出支援を行いました。
カカオトークが主導するKlaytnに参画し、大きな収益をあげる事ができました。外からは分かりにくいのですが、2019年に上場企業におけるStakingの法務/会計整理は前例がなかったので大変でした。
フィナンシェCOOの前田さんを通じて、後にお誘いいただく事になるdouble jump.tokyoのFounder玉舎さんとKlaytnのソウル出張でご一緒し出会いました。
ソウルでのKlaytnサミット
真ん中右が私で、他はLGやカカオなど韓国の大手企業の方々
・本格的にNFT、ブロックチェーンゲームへ
double jump.tokyo社が開発したブロックチェーンゲームMy Crypto Heroesがリリースから1年以上、イーサリアム上のアプリケーションとしてDAU、売上、ユーザー数で世界1を継続しており、2019年から2020年1Qにかけて第一次ブロックチェーンゲーム/NFTブームがイノベーター層を中心に起こりました。
gumiでも投資先であるdouble jump.tokyo社と共同で、gumiの世界的にヒットしたモバイルゲームIPをのせたBrave Frontier Heroesをリリースしユーザー層の拡大を図り始めた2020年初頭に、業界内で様々な課題も聞くようになりました。
1.ブロックチェーンコンテンツ協会立ち上げ
日本から成長産業の芽が生まれ始めた頃に消費者問題が起こっては、規制の論調が強まり過度な規制の対象となり産業育成を阻害する可能性があると考え、急いで業界団体を組成し、官公庁との対話を始め、2020年初頭に自主規制ガイドラインの整備を行いました。
協会ガイドライン:https://www.blockchaincontents.org/guideline
その後、世界はコロナ禍に入り、金余りからの株価高騰、暗号資産価格高騰からの資金が流れて、DeFi(分散型金融)が大きな盛り上がりを見せました。
ゲームのキャラやアイテムをメインとしたNFT/ブロックチェーンゲームはイーサリアム上の手数料が高騰に価格が釣り合わず一時落ち着きを見せましたが、2020年後半はDXの影響でブロックチェーン✖️コンテンツ産業の文脈でNFTが語られる事が散見し始めた頃でもあり、ミスビットコイン藤本真依さんが主導して開催されていたイベントTokyo Blockchain Game Conferenceを拡大して協会で主催し、Tokyo Blockchain Contents Conference 2020としてオンラインで開催しました。
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=7Yu6y_x7hHo&t=3819s
2021年になり、NFTアートから、NFTコレクティブルと類を見ない爆発的なNFT市場の拡大が起こりました。市場拡大に合わせて参加者数、登壇者、スポンサー数も大幅に拡大し、Non Fundible Tokyo 2021として開催しアジア最大のNFT関連イベントとなりました。
HP:https://nonfungible.tokyo/ja/
NFTokyoの模様
2.double jump.tokyoへ参画
以前より関わらせては頂いていたものの、正式に2021年よりdouble jump.tokyo社に参画しまして以下の2つを主に行いました(gumi 社は業務委託で兼務)。
・各次世代プラットフォームとの関係構築
1月にPolygon、3月にImmutable X、4月にFLOW、6月にLINE blockchainとの提携/協力を発表させて頂いた通りです。
・PRとメディア対応
今年になりdouble jump.tokyo社のニュース/インタビュー記事をかなりの数出しました。
有力プラットフォームだけではなく、日本を代表するコンテンツホルダーの方との提携や協業も増え、ユーザー層もイノベーターからアーリーアダプターに移行してきました。
・プラットフォームとソリューションの成熟
今年揃ってきたソリューションにより、ブロックチェーン普及の課題と言われていた「高い」、「遅い」、「使いずらい」を解決した上で、ブロックチェーンのセキュリティを担保できるようになります。プラットフォームの戦いはわずか数年で終結すると予測します。
今年ブロックチェーンのプラットフォーム側で起こっている事
・Polygon、BCSなどのEVMサイドチェーンによるオンチェーンでの処理速度、ガス代高騰問題の解決。
・Immutable XやArbitrumなどのLayer 2ソリューションでのオフチェーン化による非ブロックチェーンアプリ同等の高速処理、ガスレス化。
・FLOWやLINEブロックチェーンなどのコンシューマー向けブロックチェーンの浸透によるUX改善。
・Oasys
詳細な仕組みは改めてWhite Paperにて発表しますが、ゲーム専用のパブリックチェーンとLayer 2の仕組みを提供します。
Metaverseの中心産業たる「ゲーム」を通じて有力パートナーの皆様と一緒に、プラットフォーマー支配の時代からブロックチェーンの力でコンテンツの復権を行います。
今年の始めにForbesさんのインタビューで答えた内容の実現フェーズにきました。
・最後に
これまで自分の培ってきた経験と、まだ30代前半のうちの気力、体力をオールインして、
業界屈指の有力パートナーの皆様と共に世界に通用するブロックチェーンプロジェクトを立ち上げます!