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僕がお酒を辞めた理由〜チバユウスケ氏に想いを寄せて〜

今年に入って、長年愛し続けてきたお酒を辞めました。
僕の各SNSでもお知らせしたところ、いろんな方からDM来たり、会った方に理由を聞かれたりするので、noteにまとめておこうと思いまして。

タイトルにチバさんのお名前を書いたので先に断っておきますが「チバさんの食道がんはきっとお酒が理由だから僕もお酒やめる」とか「長生きするためにお酒やめる」とか、そんな話ではありません。チバさんへの感謝の念から生まれた決意です。

チバユウスケ氏について

昨年11月26日、僕にとってのロックンロールヒーロー、チバユウスケ氏が亡くなりました。

僕が知ったのはチバさんの死が公表されてすぐ。
友人からのLINEで知り、その場から動けなくなりました。
涙が溢れてとまんなくなって。

僕の古くからの友人はみんな知っていますが、僕はチバユウスケさんが大好きです。あえて現在進行形でいいます。大好きです。
10代で出会ったチバさんの音楽から、THEE MICHELL GUN ELEPHANTから、多大な影響を受けました。その影響の受け方具合については、アベさんが亡くなった2009年に当時のブログに書いてますので、詳しくはここでは割愛。乱文長文ですが、よかったら御覧ください。

ロックンロールな生き方

当時中学生の僕、J-POPばっか聴いてたハナタレ小僧がチバさんの音楽に出会い、ロックンロールやパンクロックにのめり込んでいき、ついにはそれらの音楽だけでなく生き方すらも影響を受けていきました。

特に影響を受けたのはD.I.Yの精神。

D.I.Y=Do It Yourself
なにかに依存したり頼るんじゃなくて、なんか想いがあんなら自分でやろうぜってやつ

バンドを辞め、会社員として働き出したあとも、この精神は僕の根底に深く根ざしていて、会社員を辞めて自分の会社を立ち上げたのもこの精神に則って動いたから、と言っても過言ではありません。

つまり、チバさんの音楽に出会ったから、起業した。

僕にとって、これは紛れもない事実だと思っています。

チバさんへの感謝

起業したことによって、もちろんツラいこともたくさんあったけど、それ以上に多くの喜びや楽しみを経験することができ、間違いなく僕の人生は豊かになったと思っています。

僕はそのことを、いつか、チバさんに直接伝えたかった。

「チバさんのおかげで、僕こんな生き方になりました。おかげで人生すげえ楽しいっす。ありがとうございます。」って。

僕の会社、リーボは映像を作る仕事です。アーティストさんのMVを撮ることもあります。このnoteにも以前書きましたが、数年前に元ブランキージェットシティの照井さんのツアー告知動画を制作させて頂いたこともあります。コロナでお蔵入りになっちゃいましたが。

だから、この仕事頑張ってたら、いつかチバさんに出会える日が来るんじゃないか。そんなことも考えてました。

でも、もう会うことはできない。
直接御礼を伝える願いは叶わなくなってしまった。

自分への怒り

チバさんに会えなくなったことを悲しむと同時に、
自分自身に対して、沸々と怒りに似た想いが生まれてきました。

「仕事頑張ってたら出会えたかも」って、ほんとにお前全力で頑張ってたって言えんのか。毎日酒飲んでて、ちゃんと「全力でやることやってる」って言えんのか。こんなところで満足してて、チバさんの墓前で「チバさんの音楽聴いて会社作ったんすよ」って胸張って言えんのかよ。

そんな想いが溢れてきて。

お酒飲んで楽しんでた時間も、二日酔いで潰れてた時間も、全部自分のやりたいことに突っ込んで、全力でパフォーマンス上げて、チバさんに胸張って報告できるくらいの実績を今からでも創るべきなんじゃないか。

起業のきっかけを作ってくれて、僕の人生変えてくれたチバさんに対して、直接御礼を伝えることができなくなった今、それこそがきっと最大の恩返しになるはず。

新しい目標

僕はね、チバさんの音楽に”熱狂”してたんですよ。
バンドやってたのは、僕もその”熱狂”を生み出す側にまわりたかったから。
チバさんみたいになりたかったから。

今は音楽を辞めて映像制作の会社をやってるけど、
映像だって、音楽と同じように”熱狂”を創り出すことはできる。

今こそ、それを実現させるために全力で走ろう。
酔っ払ってる暇なんてない。人生を懸けよう。

そう考えて、僕の会社の目標=VISIONを一新しました。

"ATTRACT THE WORLD"
世界を熱狂させるクリエイティブ作品を生み出す

現在地からは遠いし、
やらないといけないことたくさんあるけど、
全力でやります。

昨日、全社MTGで会社のメンバーにも、
経緯も含めて新しいVISIONを伝えました。

REEVOのVISION刷新については以前から計画していたことではあったのですが、そのへんのことはこのnoteでは割愛します。


いつの日か、乾杯を

今日は1月19日。
Zepp DiverCityの献花式には、行きません。
チバさんに胸張って報告できるくらいの実績が作れたら、
世界を熱狂させるクリエイティブ作品を生み出せたと思えたら、
そのときに報告に行きますね。
そのときこそ、バドワイザーで乾杯させてください。

チバさん、どうか、安らかに。
本当に、ありがとうございました。
Thanks!