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新サービスに寄せる思いの丈


3/10に、RE/VEL live(リーベル・ライブ)っていう
サービスをリリースしました。
ちっと読みにくいかも知んないけど。

クリエイターが、クリエイターであるために。
表現者が表現者であるために。
すっげえ平たくいうと、新型コロナの影響で出来なくなったイベント、
ライブ配信でやろうぜ!そのために必要なもの全部サポートするよ!
ってやつです。
このサービスを出すに至った僕の心情を書き綴ろうと、もとい、
書き殴ろうと思います。結構長くなりそ。なった(執筆後)。

新型コロナが及ぼしている影響

今更言うまでも無いかもだけど、音楽イベントとか演劇とか、
今こうしたライブエンターテイメントが危機的状況です。
ライブハウスとか名指しで批判されたりして。
イベント開催予定だったのにできなくなっちゃって、
キャンセル料の支払いだったり、いろんな形で実損もでてるし、
表現者は表現する場そのものが一時的にしろ失くなってしまってる。
感染拡大防止のために必要な措置だというのはもちろん理解してるよ。
でも、それで「しかたないよね」って諦めざるを得ない状況に、
どうしても、納得いかんくて。
僕ら、できることがあるはずやって。

ライブエンターテイメントがもたらす価値

イベントってさ、(まあいろいろあるけどエンタメでいうと)
主催者や出演者は来てくれるみんなが喜んでくれるように、
その日のためにめちゃめちゃ準備したり練習したり、
お客さんもお金貯めたりスケジュール空けたりするわけさ。
んで、ひとつの空間を共有して、
日常を忘れてすっげえ楽しんだりはしゃいだり感動したり。
ヒトが豊かに生きるためのいろんなものが詰まってると思ってる。

ロックスターを目指した学生時代

僕はねえ、元々ロックスターになりたかったんですよ。
それこそライブハウスめっちゃ行ってた。
自分で演るのもだし、見に行くのもだし。
全身全霊かけて、ほとばしるようなエネルギーを
音にのっけて届けるアーティストたち。
たまんないよね。
だからこそ余計に、いまイベントやライブが
できんくなってる現状が悲しくて。

映像作家としてロックに恩返し

僕は映像作家として、そしてこういう会社をやってるからこそ、
いま、ロックンロールに恩返しができるんじゃないかなって思ったのです。
ロックを終わらせない。感動体験を終わらせない。
人集めちゃダメだったら、ライブ配信でやればいい。
もちろん、ロックだけじゃなくて、演劇やお笑いだって、
同じかたちでサポートできる。
そういう思いでこのサービスを立ち上げたのです。

ちなみにですが!ほんとちなみにですが!聞いて!言いたい!
ロックに恩返しっていう文脈で言うとね、
僕が学生時代にめちゃめちゃ憧れた、
ブランキージェットシティって最高のロックバンドがあるんですが。
実はこないだ、そのブランキーのベースやってた照井さんのソロツアーの
プロモーション動画を作らせてもらったのです。
もう、10代のときの僕に教えてあげたいよね。
おまえ、将来照井さんを撮るんだぜって。
打ち上げでお話もするし、ちゃんと
「最高のロックをありがとうございました。
 おかげで僕はこんな感じになりました」って御礼も言うぜって。
ただ、そのツアーも4月の公演が今回ので中止になっちゃったんですが。
※5月以降のツアーは行う予定だそうです

クラウドファンディング事業のラシンと協業

今回、このサービスをスタートするにあたり、
国内最大のクラウドファンディングCAMPFIREの福岡市エリアオーナー、
ラシン株式会社と協業することになりました。
このサービスは、アーティストやイベンターにとって、
絶対に新たな負担になっちゃいけないって思って。
それで「クラウドファンディングとかコラボできないかなー」って
Facebookで話したら、すぐ紹介してもらった。SNSすごい。
松岡さんありがとうございます。
ラシンさんと共通したのが『挑戦する人を応援する』っていう思い。
代表の原さんも、クラウドファンディング担当の武さんも、
前から知り合いだったみつるさんも、みんな素敵。

RE/VELという名前の由来

サービス名考えるにあたり、割と即決でRE/VEL liveになりました。
実は元々RE/VELって名前は僕たちの動画作品の総称なんです。
REVEL(大いに楽しむ、飲み浮かれる)っていうのをベースにしつつ、
・Release(自己の解放)
・Resonance(他者との共鳴)
・Rebel(反逆・反乱)
をテーマに、いろんなアーティストとのコラボ作品つくってます。
RE/VELの記念すべき第一作目は、この名前を一緒に考えた
福岡のフォトグラファーUmezu Shinyaとのコラボ作品でした。

今回のサービスはまさに、ライブエンターテイメントの表現者、
アーティストをライブ配信するわけだから、RE/VELじゃんってなって。
そいでRE/VEL live(リーベル・ライブ)です。

大成功に終わった第一弾配信

先日3/15にはRE/VEL liveとして第一弾の配信を行いました。
自社でアーティストを育てているグッドラックスリーの井上さんから連絡があり、開催中止になった「くるめ街かど音楽祭」でデビュー予定だったアーティストに、発表の場を用意してあげたいというところから、最終的には福岡の有志のアーティストが集まって「ふくおか街かど音楽配信祭」というカタチにアップデート。

のべ2000人がライブ配信をみてくれて、アーカイブも一晩で2000回再生。
出演者も視聴者もめちゃめちゃ喜んでくれて、第一弾としては、ほんとに大成功となりました。井上さんも開催後とてもアツいメッセージをくれました。

今回、無観客配信の収録先となったライブハウスUteroは、
元々その日行う予定だったイベントがキャンセルになってしまって、
空いてしまっていたところでした。
こういうカタチでホールレンタルが入ることを、
店長の原尻さんはとても喜んでくれていた。
コロナのことについては、
「こればっかりは誰も責めれんもんね!頑張ろう!」
ってメッセージくれたのがとても素敵で。
こういう状況になってしんどいの、みんな同じだけどさ、
こんなときだからこそ凹んでないで、
知恵出し合ってみんなで乗り切ろうって思えるよね。

サービスとしての今後

こうしたカタチでよいスタートが切れたけど、
僕らの目指す「持続可能なオンラインエンターテイメント」のあり方は、
これが最高の解だとは思ってません。
投げ銭や有料配信で収益化したり、VRで更に臨場感を味わえたり、
もっともっと、できることがあるはず。
新型コロナの影響がなくなったあとも、
選択肢のひとつとして「オンラインもありだよね」って思えるように、
僕らもアップデートしていきます。
既に相談頂いてるプロジェクトや、僕たち自身で出そうとしているものも複数動き出してるので、楽しみにしててください。

改めて、生まれたばかりのRE/VEL liveですが、
我々リーボ共々、これからもよろしくお願いしマス。