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ジャパンハート吉岡先生からの金言

こんにちは!
株式会社オクリーCEOの山口諒真(@ryoma_2021)です。

先日、学生時代のインターン先、NPO法人ジャパンハート創設者の吉岡秀人医師(以下、吉岡先生)に事業相談の機会をいただきました。

事業へのアドバイスのみならず、生き方や人生で大切なことをいくつも教えていただき、この話を自分だけに留めておくのは申し訳なく感じ、内容をnoteで公開する許可をいただきました。

以下に、一部を紹介させていただきます。

■本質的な価値について

サービス自体もとても大切だが、本質的に一番大切なものは、サービスの内容ではない。山口君(以下、山口)の価値が大切。
提供しているサービスは料理で、代表は料理人のようなもの。料理には料理人の想いとか哲学が反映されている。当然お客さんは美味しい料理を食べに来ているんだけど、そこの料理人が嫌な感じの人だと、そこに来るお客さんは料理しか求めていない。
レストランで成功するためには、料理の質が圧倒的に良くないといけない。そしてもう一つは、料理人自身。店主がものすごくいい人であたたかい魅力があると人が集まってくる。
より良い料理、サービスを作っていくためには、どんな調理法が良いか、その道のプロからどんどん学んでいくと良い。
何にでも時期があるから焦らない方がいい。どこでサービスが跳ねるかはわからない。当然すごく便利なもの、ユーザビリティーが優れているものでなければならない。あるところから決壊したように広がっていく、そこまで持ち堪えられるかどうか。でも美味しくない料理は決してブレイクしない。いつブレイクするかわからないからと言って、焦ってない人はダメ。常に真似されるかもしれない、追い抜かれるかもしれない、もっと資本を持ったライバルが現れるかもしれないと危機意識を持ち続ける必要がある。

■人間力について

いろんなことに挑戦して、経験して、失敗もして、大変な思いもして、表には出ないけどそうやって人間力はあげていくんじゃないかな。だからビジネスも大切だが、それだけだと人間力を上げれる幅が限られている。
いい医者とは?と言われたときに、手術が上手い医者=いい医者にはならない。手術がうまい以上に、いい医者であるかどうか、そこには人間関係も全て関わってくる。だからいろんなことに関わったり苦労して挑戦していく。
山口が将来大きな壁にぶつかったとする。そこの壁を越えるのは今の努力の延長線上ではおそらく超えられない。100m10秒の壁は走っているだけでは超えられない。日本では努力で越えようとするけど、基本無理。散々努力してきたから。もし壁を迎えることがあれば、そこは努力では超えられない方法だったりする。
スポーツの選手だと瞑想するとか全く別のアプローチだったりする、そのためにいろいろやっておく必要があると思う。時々断食やってみたりとか。脳は時間軸がバラバラにいろいろなところから必要な経験を拾ってくる機能があると思っていて、未来が必要なものを何気ないときに拾い集めている可能性が十分にある。そういうものは、拾っていった方がいい。

■成功しても手を抜かないこと

ダメになる会社の典型があるらしい。その多くはトップの人が力を抜く。西麻布や六本木を飲み歩くようになる。そういう人はいっぱいいるし、数年経って消える人が多い。もちろんうまくいく人もいるけどね。大切なことはうまくいきだしても手を抜かないこと。人間って緩んじゃうから。それは肝に命じておいて、ずっと努力を続ける。イチローでも40歳を過ぎても努力を続けているのだから。それは肝に命じてやった方がいい。

■傾聴し、聞き上手になること

何もない人は誠実に、何もない時は誠実に一生懸命やる。あと一つアドバイスがあるとしたら、聞き上手になること。伝えたいことはたくさんあるかもしれないけど、傾聴することも大切。
松下幸之助のお弟子さんから聞いた話で、松下幸之助も「話すのはいくらでもうまくなる、聞くのはやってもうまくならない」と言っていたらしい。松下幸之助がすごかったのは、若い人の話でも一生懸命聴いていたところ。心を開いて一生懸命に聴く態度。それがすごく大切。訴えたいことがあるとしても、相手の話を聞くこと。これも頭に入れておくといい。

貴重なお時間をありがとうございました!
ジャパンハートの益々の発展に微力ながら、お力になりたいと思っています!


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