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十六通目 #宛先のない手紙

あなたがいなければ今の私は存在しない。間違いなくそう言えるほど、あなたは私の人生にとってなくてはならない人です。

2年半前、とあるイベントであなたのことを知り、もっと話が聞きたくなって直感で翌週のあなたの講演会に参加しました。「最後の授業」と銘打たれた、あなたが今まで突っ走ってきた第一線から身を引くに際して、社員に向けられた講演を一般向けにも開催したイベント。

この数時間の講演で受けた衝撃ははかり知れず、その後の生き方や考え方が変わる大きな転換点でした。それから半年後、気づいたら陸上自衛隊を退職していました。

自分が何を大切にして生きたいか、この先どんな人生を送りたいか、それを真剣に考えたとき、出てきた答えは「ずっとこの場所に居続けてはいけない」でした。

ほとんど直感で決断したことで、その先に何か明確にやりたいことがあったわけではありません。でもあれから2年、今は好きな人たちと暮らし、好きな仕事をしています。

ちょっとの勇気をもって一歩を踏み出し、いろんなことに挑戦してきたことで、当時では想像もつかないようなところまで来ることができました。

それもすべてあなたがいたから、あなたと出会えたからです。あなたが迷っていた私の背中を押してくれました。本当に感謝しています。これからもあなたを目標として生きていきます。


ここからは印象に残ったあなたの言葉を、備忘録として置いておきます。

人は失うもの(地位やお金)には敏感だが、失い続けるもの(時間や人生)には鈍感である
自分の人生どこまで行けるか、全部挑み切って死にたい
幸せとは、どれだけ長生きしたかではなく、どれだけ波風立てずに過ごせたかでもなく、この日常の中にどれほど熱狂的な瞬間があるかだと思う


Crazy or die.


「あなたはどんな人生を送りたいですか?」

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