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十三通目 #宛先のない手紙

君と出会ってからまだ1年ちょっとなんだって。もう自分の人生になじみすぎて、なんか幼馴染だったんじゃないかぐらいの感覚があるわ。こんな口語調になるのもそのせいだね。

たまにいきなり連絡してきたかと思えば騒ぐだけ騒いでスーっといなくなったり、そういう自由奔放なところには呆れるけど、不思議と嫌な感じがしないのは君の人柄なんだろうね。

めっちゃお姉ちゃんぶってくるわりに普段は全然頼りにならないけど、たまに核心を突くこと言ってきたり、真面目な相談にも乗ってくれたり、自分以上に俺のことよくわかってるんじゃないかって感心しています。

お互い全然違うタイプなはずなのに、なぜか波長が合うのか、一緒にいてすごく心地がいいです。周囲が公認するくらいお互い相思相愛だけど、全く恋愛感情にならないのが逆にすごいよね。ほんとに稀有で貴重な存在です。

普段お互いにいじったりふざけあったりしてるからこんなこと言えないけど、君には本当に助けてもらっています。(本人にその自覚はないだろうけど)

だからこの機会にちゃんとお礼を言おうと思って手紙を書きました。一回しか言わないからよく聞けよ。

いつもありがとう。これからもずっとよろしくね。


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